ＩＯＣ＝国際オリンピック委員会は、東京オリンピックの「延期」も含めて検討に入ることを明らかにしました。

ＩＯＣ＝国際オリンピック委員会は、東京オリンピックの「延期」も含めて検討に入ることを明らかにしました。今後１か月をめどに結論を出す方針です。

　ＩＯＣは２２日、電話での臨時の理事会を開き、７月２４日開幕としている東京オリンピックのスケジュールを延期することも含めて検討に入ることを決めました。通常開催を掲げてきたＩＯＣが、日程の延期を検討していると公式に表明したのは初めてです。

　その理由として、ＩＯＣは新型コロナウイルスの世界中での感染拡大を受け、シナリオを次のステップに進める必要があるとの結論に至ったとしています。今後、日本政府や東京大会の組織委員会などと議論し、４週間以内に結論を得たいとしています。

　また、ＩＯＣは「中止」については問題の解決にはならず、誰も救われないとして、検討しないことを改めて強調しています。

　ＩＯＣは、今月１７日に開いた理事会でも予定通り７月２４日に東京オリンピックを開幕する方針を確認したばかりでしたが、海外のアスリートや一部の国のオリンピック委員会から延期を求める声が上がっていました。