
少女像の移転反対66% 韓国世論調査
ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦を象徴する少女像=2012年9月、大澤文護撮影
ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦を象徴する少女像=2012年9月、大澤文護撮影
【ソウル大貫智子】韓国の世論調査機関、リアルメーターは30日、在韓日本大使館前の慰安婦を象徴する少女像の移転についての世論調査結果を発表した。移転反対は66.3%に上ったが、賛成も19.3%と2割近くに達した。
調査は28日の日韓合意を受け、29日に実施した。
年齢別で見ると、若い世代ほど移転反対が強く、20代は反対86.8%に対し、賛成はわずか4.1%。一方、60代以上は、反対45.1%に対し、賛成も32.9%に上った。
支持政党別では、与党・セヌリ党支持層は反対49.1%に対し、賛成32.9%。これに対し最大野党「共に民主党」(新政治民主連合から改称)支持層は反対79.7%で、賛成は8.0%にとどまった。支持政党なしでは、反対74.6%、賛成9.8%だった。
少女像については、日韓合意に「韓国政府が関連団体との協議を通して適切に解決するよう努力する」と明記されたことで韓国国内に反発が出ている。朴槿恵(パク・クネ)大統領は自身の支持層には一定の理解が得られると判断し、合意に踏み切ったとみられる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます