はじめのい~っぽ 60'S

今日生きてるのは奇跡!
鬼籍入りまでの軌跡!

長野県木崎湖にて、命を助けていただきました。 感謝❤

2021年07月26日 | パラグライダーにまつわる
連休後半は、長野県大町のあたりで、パラグライダーの合宿。

名古屋から4時間以上5時間以内の高速の旅でした。本日は私一人運転の旅。
午前10時が集合時間。私は予定した時間より遅れて5時に自宅を出発。

サービスエリアには、何回となく止めて用事もなくてトイレ利用。
仕事している時よりトイレ使用の頻度は高った。こういういつもは使わない時間が逆に自分を守ってくれていると思いながら、集合時間には到着出来て良かった。

ブリーフィングを経て、テイクオフへ
「風がいいから 講習生から準備して~」と声がかかる。

「やらなくちゃ・やらなくちゃ」の気がいっぱい溢れてくる。
おまけに、先日自宅で干したパラのラインが絡んだままで、その修正をするのがテイクオフする寸前。
「オセオセ」感にのしかかられていた。
前島ちゃんがすかさず手を貸してくださり、出発はもうOK状態なのに、やたら動悸がして自分がとてもナーバスだと感じる。
ランディング場から登っていくウネウネ道での酔っていた感もある。

1番に飛び出した。
これまでは、ぶっ飛びといって、飛んだあとはランディング一直線目指すだけの練習から、風が良いのもあって、右のあの山あたりへ飛び、テイクオフまで戻りを繰り返すこともできるようになった(と思われてる)。

所がだ!
私はテイクオフして直後、お酒に酔った人が思わず所かまわず「吐く」のとまったく同じで、空中から森林へ嘔吐していた。
朝食べたものが少ないこともあって、量は多くなかったけれど、その後は横たわりたくて・・・・飛んでいながら横たわりたい気分だった。

頭の中がクラクラする

日頃飛行中片手を離せず(はなしたらどうなるの?それが怖くて)、無線からの呼びかけには頭(ヘルメット)を上下振るか、両足をバタバタ動かすかのどちらかをして「了解」を意思表示しているんだけれど、

この時は、怖いはずの片手のブレークを離し、窮状を訴え、自分が着地するためにスクール全員の指示につながっている無線をジャックして、このあとどう進んだらいいのか三品さんに泣きついていた。


人間って不思議なもんだ
一方で気持ちが悪いのに、一方では指示に沿うような動きをしようとしている。

幸い、アウトラン(本来降りる場所ではなく隣の休耕田・水なし草刈りがおあわったまんまのところ)にけがもなく降りることが出来ました。

それもこれも三品さんからの誘導のたまもの。あれがなかったら糸の切れたタコが方向失っていた。

それは両足で立っているのではなく、倒れ込む感じ。
それでも「ああ・もうここでいい。ここで横になっていたい」


イントラの阿部ちゃんが駆け付けてくれた。
装着しているパラを外してくれた。大きな鎧を脱いだときに感じる爽やかな風だった。
けれど、とても動けなくて田んぼに横たわっていたいと伝えると
「ここは日陰もないから」と私を移動させようとする。

う~~む。ありがたくない気持ちだったけれど、両手を引っ張ってくれて立ち上がらせ歩き始める。

すこし歩き始めたら、私の後にフライトしたウメちゃんもやってきてくれて、私真ん中、両端にあべちゃん・ウメちゃんに抱えられ、日陰にやってきた。

靴を脱がされる(きもちいいな~)
上着も1枚脱がされる(楽になる~)
エリア管理者のモリさんから2リットル入りの氷水を頂き、よく飲む。

テイクオフでもお水口にしたけれど、50CC位だった気がする。それよりも気が焦っていたことが思い出される。

担架まで、用意してくださったモリさんからご厚意を頂いたけれど、スクールの安形さんが日陰に車を移動してくださりクーラーガンガンかけている中で意識を吹き返した。

私の命を救ってくださったスクールの皆様、本当にありがとうございました。
クルマでは、頂いた氷水を頭に・顔にタオルで冷やし、だんだん落ち着いてこれました。

すると、お腹も減ってきて、車にあったお菓子を食べる。
現金なもんだな~と思う。

ときおり、安形さん・阿部ちゃんKさんも様子を見にきてくださる。
ご親切が身に染みる

原因は高齢者の「熱中症」だったと言えるのだけれど、振り返れば「寝不足」以外の何物でもない。

特にいけなかったのは、自身の課題図書をなんとか読み切ろうとしたことだった。しかも夜中に。それも孫神様のお宅で。

何かわからないけれど、どういうわけか、頑張らなくてもいいところで、頑張ってしまうコントロールが効かない「やっちゃって~」勢いがある私の性格・選択の癖が引き起こしたのが原因。


空中から山やら湖やらの、どこかに墜落してしまったなら、スクールだけでなく、消防などの人たちの手も煩わせてしまっただろうと思う。
「あほ」だ。愚行だ。
まったくそれしかない。結果がものを語る。
大変申し訳ございませんでした

少しづつ回復して、夕方にはお宿の貸別荘に到着。
木崎湖からは、ねーさんが車の運転をしてくださったから無事に到着できた次第である。

阿部ちゃんと、翌日のことを話す。
翌日のエリアは五竜(ゴンドラに乗って上がっていくテイクオフ)だけれど、どうするか?
講習しながらのタンデムも選択の中にあるという。

タンデム講習を選んだのは言うまでもない。
飛行中の上空は何百メールか全くわからないけれど、旋回の練習をした。

やっぱりタンデムだと気持ちが全然ちがう
ちょっとだけ飛ぶのだとしても、守ってもらえている安心感が大きかった。

感謝を込めて今日をしめくくります。
次は「パラスクールに、高齢者がいること」を書こうと思います。よろしければお付き合いくださいませ。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (TANAKA)
2021-07-26 07:38:28
無事で良かったです。ほっとしました。
私は6年前、脱水症状で脳梗塞になり、左半身麻痺になりました。
水分補給は大事です。寝不足もシニア世代には大敵です。
私と変わらぬ年齢でパラが出来るのは素晴らしい事ですが、
どうか無理はしないでご自愛下さいね。
パラの途中で何かあったら大変ですから。
返信する
Unknown (kazuyoo60)
2021-07-26 07:56:25
>空中から森林へ嘔吐していた
お辛かったでしょう。無事に降りられて良かったです。冷静に助けを要請なさったのも、訓練中に受けておられた講義?の結果と思われます。
>ご親切が身に染みる
ほんとに、こんな時の有難さはです。
お仲間が支えてくださる、怖かったと思いますが貴重な体験をなさいました。
返信する
Unknown (マダム・グラハン・洋K)
2021-07-26 08:58:12
かずよ様

愚行を叱りもせずに、無事をよろこんでくださり申し訳ないやらありがたいやらです。

田中さんがおっしゃるように、たぶんあのままでしたら「脳梗塞」間違いないでしょう。

これに懲りて、無理をせず体調を万全にして、パラに挑みます。
ありがとうございます。
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Unknown (マダム・グラハン・洋K)
2021-07-26 09:00:06
田中様 おはようございます

お叱りではなくご心配のお言葉、痛みいります。

「脳梗塞」。まさかではなくもうなってもいてもおかしくない状態をすくわれているの繰り返しだと思います。

人に迷惑のかかりやすいスポーツをしていることを自覚して頑張ります。

ありがとう
ごめんなさい
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