ごめり語。

ごめり・りんご・「   」

祝 春風亭一之輔 真打昇進

2012年03月02日 | 落語・寄席
3月の下席から、春風亭一之輔の真打昇進披露興行が始まります。

鈴本演芸場から始まって→新宿末廣亭→浅草演芸ホール→池袋演芸場→国立演芸場まで、10日間ずつ続きます。

50日間!もトリを勤めるなんて、凄いですよね。

前売り券だと安い(2200円!)し、なにせ私は「真打昇進披露興行」なるもの自体に行ったことがないので、是非!と思っていました。

ちなみに、去年1年間で真打に昇進した人はというと、立川流の立川キウイさんだけだったそうです。

落語協会と落語芸術協会の2大組織は、例年だと必ず何人かは昇進しているようなので、去年は極めて珍しいケースだったようです。

私の場合、去年から落語に興味を持つようになったので、それが変だとも何とも思っていませんでしたが。

それと、去年の場合は震災があったので、お祝い事は避けたのかもしれませんね。


さて、そんなこんなで、新宿末廣亭の4月上席の出演者をチェックしてみると・・・

春風亭小朝の名前が!

今はもう、寄席には出ないというイメージがあったので、ちょっとびっくりしました。

まぁ、身内の昇進なわけだから、当然といえば当然なのでしょうが。

よく見ると、小朝さんは、浅草の3月下席昼の部にも出演予定になっています。

3月下席というと、上野の夜の部で、真打昇進披露興行があるわけですが、こっちの方には名前がありません。

これはつまり、小三治会長と同じように、<口上>にだけ出る、ということなのでしょうか。


ま、いずれにしても私は、末廣亭の前売券を買おうかな、と思っています。

昼の部も強力なメンバーなので、一粒で二度おいしい感じがしますし。

それと、「末廣亭友の会」に入会しちゃおうかな、なんて企んでもいます(笑)
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新年会 初笑い

2012年01月16日 | 落語・寄席
昨日は3人組の新年会でした。

先ずは新所沢の天弥でランチ。

その後、新宿へ移動して、買い物をした後、末広亭へ。

昼の部の途中から、ひびきわたる、伯楽、馬風、歌司、ゆめじ・うたじ、圓蔵、花緑、川柳、小円歌、圓歌、馬るこ、小菊、〆司、志ん弥、扇遊、猫八、勢朝、雲助、権太楼、のいる・こいる、小満ん、金馬、太神楽社中、小袁治、小さん、さん喬、ここまでで、約6時間。

たくさん観ました(笑)

お正月の特別興行というのは、なんというか、顔見せ興行なのですね。

持ち時間が短いので、ネタをじっくり聴けるわけではありません。

そういうわけなので、馬風さんや圓歌さんのような、漫談が得意な人の方が面白かった。


今度は相撲に行ってみよう、という話になりました。

次の国技館の開催は、夏場所。

楽しみです。
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有馬の夢より金馬の夢

2011年12月25日 | 落語・寄席
そりゃあ、見たかったですよ。有馬記念。でも、それよりも、金馬さんの落語の方がまさったんです。なにせ「年の瀬に芝浜を聴く会」ですから。年の締めくくりにふさわしいじゃないですか。特に今年は。というわけで、急遽、鈴本演芸場に行ってきました。今はその帰りの電車の中でモブログをしています。

今年は、私の親しい友人たちにとっても、激動の年になりました。なんというか、誰にでも浮き沈みはありますよね。それはまるで「芝浜」の主人公のように。でも、きっといつかまた、楽しいお酒が飲める日が来ます。へろへろに酔って動けなくなった私をおんぶしてくれた男がいました。私はその背中を忘れません。忘れられません。私はおんぶできないし、何もできないけれど、未来の夢を語ることはできます。ねぇ、左之助さん。

くそっ、来年の有馬こそ!
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お江戸上野広小路亭立川流夜席

2011年12月14日 | 落語・寄席
12月12日(月)。

お江戸上野広小路亭の立川流夜席に行ってきました。

追悼の意を込めて。

木戸銭2000円。

出演者は、幸之進、錦魚、ぜん馬、談四楼、談修、談慶、談幸でした。

前座さんも出ていましたが、名前は覚えていません。すみません。

お客さんは15~6人くらいでした。

寂しかったなぁ~。

2000円×15人÷7人。

なんて、ついつい計算してしまいました。

昔の寄席の雰囲気って、こんな感じだったのでしょうか。

そう思いました。

幕末の頃は、各町内に一軒は寄席があったといいます。

多くの入場者があったとは、あまり想像できませんのでね。


談志師匠の話題は全くありませんでした。

トリを別にすれば、1人1人の持ち時間が短いからでしょうか。

余計なことを話していると、落語が話せなくなってしまいますからね。

全体的に枕は短かったです。

でも・・・。

やっぱり、ちょっと残念でした。

きっと皆さん、胸の中には秘めたものがいろいろとあるのでしょうし。


いろいろなイズムがあります。

言葉で示さなくても、プロにはプロなりの、その人なりの、表現の仕方があります。

例えば、プロレス団体と比較してみると、案外わかりやすいかもしれません。

シャイアント馬場、ジャンボ鶴田、三沢、小橋、川田、田上・・・。

立川談志、志の輔、談春、志らく、談笑・・・。

「生む」「育てる」じゃなく、むしろ、「結婚」みたいな関係なのかな・・・。


ともあれ、立川流夜席、なかなか良かったです。

今度は桂文字助が出演する時に行きたいです。
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追悼 立川談志

2011年11月24日 | 落語・寄席
そういえば昔、ポール・ニューマンが亡くなった時に、追悼の言葉を書けなくて、悔んだことがあったなぁ。

思い入れがありすぎるからか何なのか、手も足も出ませんでした。

さらっと書けばいいのに・・・。


立川談志。

結局、私は、間に合いませんでした・・・。

同世代を生きていたのだから、チャンスはいくらでもあったはずなのに。

そもそも私は、今年になってようやく「落語」に目覚めたので、まぁ、仕方がありません。


* 私にとって、立川談志は、色川武大との関係において、接点が濃かった。立川談志は、色川武大を、本当に本当に慕っていたので。

* 立川談志が好きせよ、嫌いにせよ、彼にまつわる話というのは、誰が語っても面白い。そういう意味で、立川談志と似たようなタイプの人というと、例えば、太宰治がいます。

* 古今亭志ん朝は、聴き手を選ばない噺家。対して立川談志は、聴き手を選ぶ噺家だと思う。

* 私が聴きたいお弟子さんは、立川志の輔だけじゃありません。聴いてみたいお弟子さんが、たくさんいらっしゃいます。

* 孫弟子の、立川こしらと立川志ら乃が真打になります。さて、誰が決めたのかしら。ともあれ、時代は変わります。落語は続きます。

* ホームページをみてみると、落語協会も、落語芸術協会も、きちんと訃報とお悔やみを伝えていますね。

* これからしばらくの間は、立川流一門の会はもちろんのこと、もしかしたら寄席の雰囲気なんかも、少し変わったりするのでしょうか。

* 追悼の意味を込めて、日暮里寄席とか、お江戸上野広小路亭の立川流夜席に行きたい。強くそう思っています。
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