ごめり語。

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「Live 1966」

2005年03月06日 | 音楽
私は三十路を超えるまで、The Bandの良さが理解出来ませんでした。
「The Basement Tapes」「Before The Flood」「Planet Waves」
Bob Dylan関係のCDは持っていましたし、
「The Last Walts」は映画館で観ました。
「軌跡」というタイトルのベスト盤を聴いたこともありました。
それでもピンとこなかったのです。
初心者向けの音楽ではない、ということもありますが、
私の受け入れ準備が出来ていなかった、ということでもあったと思います。
前々回「聞き手の機が熟していなかった」と記したのも、そういう意味です。

The Bandにのめり込むきっかけになったのは、
「Bob Dylan Live 1966」のDisk Twoでした。
このCDには即座に反応しました。
Robbie Robertsonのソリッドなギター。
Garth Hudsonの(今聴いても)斬新なオルガン。
Rick Dankoのメロディアスで弾むようなベース。
私にとってこのCDは、
ミッシングリンクのような役割を果たしてくれた音源でした。
「Blonde on Blonde」から「John Wesley Harding」に移行した理由。
Ronnie Hawkinsから出発したThe Bandが、
「Music From Big Pink」でデビューした経緯。
The BeatlesやThe Rolling StonesがBob Dylanから受けた影響。
そういったことがこのCDを聴いてよくわかりました。
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