<6日目・2月16日(木)・夕方~夜>
ワールドカップ以外の日に、この競馬場を訪れる日本人は少ないでしょう(笑)
ごめり渾身のリポートです。
(1) 入場
ナドアルシバ競馬場(Nad Al Sheba Racecourse)への入場は無料です。ですから入場ゲートはありません。もちろん出走表も無料です。
この掲示板は、競馬場の手前の駐車場付近にありました。ここで出走除外馬の確認をしています。
(2) 有料席
駐車場の片隅に、トレーラーハウスのようなチケットブースがあります。ここで買えるチケットの種類は①General Admission 60ディルハム②Dubai Restaurant 225ディルハム③Millennium Grandstand Level 4 Hospitality 225ディルハムです。②と③は売切れだったので、①を購入しました。そもそも私たちは、旅行代理店に電話をして、競馬観戦ツアーを申し込もうと思ったのです。でも、開催当日だったので、既に定員オーバーで、席の確保が出来なかったのです。この日は「UAE 1000 Guineas」という重賞があったからなのか、それともいつも人気があるか、それはわかりませんが。
さて、①のGeneral Admissionですが、これだと、隣接したゴルフ場のクラブハウス(内馬場はゴルフ場になっている)にしか入れません。指定席でもありません。なんというか、欧州人のたまり場といった風情の場所です。イスラム教の方は飲酒をしませんが、ここではお酒を飲めます。外国人のために、こういった場所を提供しているわけです。ドバイの寛容さを象徴する場所と言えるかもしれません。
スタンドには、席の種類がこんなにあります。もっとも、王様専用、馬主専用、報道専用みたいな席が多いのだと思いますが。
(3) PICK7
UAEはイスラム教の強い影響下にある国なので、宗教上の理由で馬券を売っていません。馬券の代わりに、PICK7というくじがあります。くじはギャンブルではないという認識なのですね。このくじも無料です。コーランではないけど、慈悲あまねく慈愛深いのは、ナド・アルシバ競馬場である、なんて。PICK7は、その日に行われるレースの中から、指定された7レースの勝馬を当てるくじです。香港の六環彩(Six Up)みたいなものです。もし当選したら、ドバイの王様から?莫大なボーナスをもらえますが、まずこれは当りません。でも王様は寛大なので、4~6つの的中でも、的中数に応じた当選金をくれます。無料なのに!です。私が行った日ですと、4つ的中で15000円くらいだったと記憶しています。ちなみに私は3レース当たったので、もう一歩でした。くじはそれだけではありません。PICK7以外にも、The Double Tri-Cast Competitionsという賭式があって、これは指定された2レースの3連単を連続で当てるというものです。このくじのチャンスが3回あります。
私が行った日は、下記のような要領になっていました。
1R くじ対象外レース ←勝馬投票くじの応募締め切り
2R PICK7対象レース
3R PICK7対象レース The Double Tri-Cast Competitions対象レース①
4R PICK7対象レース The Double Tri-Cast Competitions対象レース①
5R PICK7対象レース The Double Tri-Cast Competitions対象レース②
6R PICK7対象レース The Double Tri-Cast Competitions対象レース②
7R PICK7対象レース The Double Tri-Cast Competitions対象レース③
8R PICK7対象レース The Double Tri-Cast Competitions対象レース③
9R くじ対象外レース
(Car Raffleはずっと売っていますよ!)
(4) PICK7の書き方など
PICK7は、駐車場近くのブースで配っていました。私がもらいに行くと、なぜか「中でもらえ!」みたいなことを言われました。意味がわからないので、ねばっていると、後ろに並んでいた方が、「あげなよ!」という感じで後押ししてくれたので、結局もらえました。なんでトラブったんだろう?すみません、わかりません。記入用紙には国とか名前を書いて、切り離した半分を、対象レースが始まる迄に投函します。
(5) 一般無料席
PICK7の締切りの関係もあって、レースが始まる前から場内は賑わっていました。大混雑ではなく、ほどよく混んでいました。雰囲気としては、大井のトゥインクル開催に近い感じです。なので、そんなに急がなくても、普通に座れました。
(6) 競馬専門誌
「AL ADIYAT」という中身の充実した雑誌が5ディルハム(約150円)で売っていました。これは予想も載っているので、絶対に買うべきだと思います。私もこの雑誌を参考にして、3レース当てました。
(7) Car Raffle (Win-a-car)
車が当たるくじです。これは1枚10ディルハムです。ピック7とは異なり、何口でも買えます。私たちが行った日の景品はニッサンのティーダでした。抽選は最終レース終了後に行われるので、レースが終わっても、多くの人が競馬場に残っていました。そして、当選番号の発表の時はとても盛り上がります。当選した人を、外れた人たちが祝福するような感じです。その大らかさにかなりびっくりしました。
(8) レース編成
9レース行われましたが、ダートは1400m、1600m×2、2000m。芝は1200m×2、1600m×2、2400mという、多彩な編成でした。ダート競馬のイメージが強かったのですが、芝生のレースも多く、見ていて飽きません。フルゲートは16頭で、平均12頭くらいの馬が出走していました。
(9) 開始・終了時間
1Rの発走時刻は18:25、最終9Rの発走は22:25。つまり、均等に30分間隔でレースが行われます。ドバイは暑い国ということもあってか、午前中は寝ていて、夜は遅くまで遊んでいるという人が多いようです。
(10) 超一流騎手の参戦
ミーハーな競馬ファンとしては、彼らがが参戦していると無条件で得した気になりますし、嬉しかったですし、自慢したくなります。
5レース、ROCK MUSICとデットーリ
(見事勝利!)
8レース、SAINTLY RACHELとキネーン
(ラフな格好の女性がパドック内で歩いているのが、いかにも海外という感じがします。)
(11) 芝生
2コーナー付近から撮影した写真です。子供たちがサッカーをしています。
(12) 場内の様子
馬券も酒類も売っていないので、鉄火場の殺気みたいな雰囲気がなく、のどかな感じがします。その他は日本の競馬場で見慣れた風景とほぼ同じような感じです。
カードをしていますね。賭けているのかどうか、気になるところです。
ワールドカップ以外の日に、この競馬場を訪れる日本人は少ないでしょう(笑)
ごめり渾身のリポートです。
(1) 入場
ナドアルシバ競馬場(Nad Al Sheba Racecourse)への入場は無料です。ですから入場ゲートはありません。もちろん出走表も無料です。
この掲示板は、競馬場の手前の駐車場付近にありました。ここで出走除外馬の確認をしています。
(2) 有料席
駐車場の片隅に、トレーラーハウスのようなチケットブースがあります。ここで買えるチケットの種類は①General Admission 60ディルハム②Dubai Restaurant 225ディルハム③Millennium Grandstand Level 4 Hospitality 225ディルハムです。②と③は売切れだったので、①を購入しました。そもそも私たちは、旅行代理店に電話をして、競馬観戦ツアーを申し込もうと思ったのです。でも、開催当日だったので、既に定員オーバーで、席の確保が出来なかったのです。この日は「UAE 1000 Guineas」という重賞があったからなのか、それともいつも人気があるか、それはわかりませんが。
さて、①のGeneral Admissionですが、これだと、隣接したゴルフ場のクラブハウス(内馬場はゴルフ場になっている)にしか入れません。指定席でもありません。なんというか、欧州人のたまり場といった風情の場所です。イスラム教の方は飲酒をしませんが、ここではお酒を飲めます。外国人のために、こういった場所を提供しているわけです。ドバイの寛容さを象徴する場所と言えるかもしれません。
スタンドには、席の種類がこんなにあります。もっとも、王様専用、馬主専用、報道専用みたいな席が多いのだと思いますが。
(3) PICK7
UAEはイスラム教の強い影響下にある国なので、宗教上の理由で馬券を売っていません。馬券の代わりに、PICK7というくじがあります。くじはギャンブルではないという認識なのですね。このくじも無料です。コーランではないけど、慈悲あまねく慈愛深いのは、ナド・アルシバ競馬場である、なんて。PICK7は、その日に行われるレースの中から、指定された7レースの勝馬を当てるくじです。香港の六環彩(Six Up)みたいなものです。もし当選したら、ドバイの王様から?莫大なボーナスをもらえますが、まずこれは当りません。でも王様は寛大なので、4~6つの的中でも、的中数に応じた当選金をくれます。無料なのに!です。私が行った日ですと、4つ的中で15000円くらいだったと記憶しています。ちなみに私は3レース当たったので、もう一歩でした。くじはそれだけではありません。PICK7以外にも、The Double Tri-Cast Competitionsという賭式があって、これは指定された2レースの3連単を連続で当てるというものです。このくじのチャンスが3回あります。
私が行った日は、下記のような要領になっていました。
1R くじ対象外レース ←勝馬投票くじの応募締め切り
2R PICK7対象レース
3R PICK7対象レース The Double Tri-Cast Competitions対象レース①
4R PICK7対象レース The Double Tri-Cast Competitions対象レース①
5R PICK7対象レース The Double Tri-Cast Competitions対象レース②
6R PICK7対象レース The Double Tri-Cast Competitions対象レース②
7R PICK7対象レース The Double Tri-Cast Competitions対象レース③
8R PICK7対象レース The Double Tri-Cast Competitions対象レース③
9R くじ対象外レース
(Car Raffleはずっと売っていますよ!)
(4) PICK7の書き方など
PICK7は、駐車場近くのブースで配っていました。私がもらいに行くと、なぜか「中でもらえ!」みたいなことを言われました。意味がわからないので、ねばっていると、後ろに並んでいた方が、「あげなよ!」という感じで後押ししてくれたので、結局もらえました。なんでトラブったんだろう?すみません、わかりません。記入用紙には国とか名前を書いて、切り離した半分を、対象レースが始まる迄に投函します。
(5) 一般無料席
PICK7の締切りの関係もあって、レースが始まる前から場内は賑わっていました。大混雑ではなく、ほどよく混んでいました。雰囲気としては、大井のトゥインクル開催に近い感じです。なので、そんなに急がなくても、普通に座れました。
(6) 競馬専門誌
「AL ADIYAT」という中身の充実した雑誌が5ディルハム(約150円)で売っていました。これは予想も載っているので、絶対に買うべきだと思います。私もこの雑誌を参考にして、3レース当てました。
(7) Car Raffle (Win-a-car)
車が当たるくじです。これは1枚10ディルハムです。ピック7とは異なり、何口でも買えます。私たちが行った日の景品はニッサンのティーダでした。抽選は最終レース終了後に行われるので、レースが終わっても、多くの人が競馬場に残っていました。そして、当選番号の発表の時はとても盛り上がります。当選した人を、外れた人たちが祝福するような感じです。その大らかさにかなりびっくりしました。
(8) レース編成
9レース行われましたが、ダートは1400m、1600m×2、2000m。芝は1200m×2、1600m×2、2400mという、多彩な編成でした。ダート競馬のイメージが強かったのですが、芝生のレースも多く、見ていて飽きません。フルゲートは16頭で、平均12頭くらいの馬が出走していました。
(9) 開始・終了時間
1Rの発走時刻は18:25、最終9Rの発走は22:25。つまり、均等に30分間隔でレースが行われます。ドバイは暑い国ということもあってか、午前中は寝ていて、夜は遅くまで遊んでいるという人が多いようです。
(10) 超一流騎手の参戦
ミーハーな競馬ファンとしては、彼らがが参戦していると無条件で得した気になりますし、嬉しかったですし、自慢したくなります。
5レース、ROCK MUSICとデットーリ
(見事勝利!)
8レース、SAINTLY RACHELとキネーン
(ラフな格好の女性がパドック内で歩いているのが、いかにも海外という感じがします。)
(11) 芝生
2コーナー付近から撮影した写真です。子供たちがサッカーをしています。
(12) 場内の様子
馬券も酒類も売っていないので、鉄火場の殺気みたいな雰囲気がなく、のどかな感じがします。その他は日本の競馬場で見慣れた風景とほぼ同じような感じです。
カードをしていますね。賭けているのかどうか、気になるところです。
ナド・アルシバ競馬場、やっぱり圧倒されますね。2コーナー付近からの画像に、おお~っと声が出ました。ここは行ってみたい競馬場の一つで、ごめりさんの感想を見て、わたくしの「行きたい度」がますますUPしました♪
ヨーロッパ大陸にも、アメリカ大陸にもたくさん競馬場があります。
そして、大きな競馬場には大きな競馬場の良さが、小さな競馬場には小さな競馬場の良さがあります。
私もいろいろな競馬場に行ってみたいです。
私もまだまだ行きたい競馬場がたくさんあります!