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Los Trios Guitaros

2006年05月14日 | 音楽
以前「Jig-Saw Puzzle」が私の特別な曲であることは書いたことがあります。けれど、ローリング・ストーンズの膨大な楽曲の中から、好きな曲を1曲だけ選ぶというのはちょっと無理な話なので、他にもいくつか列挙したくなりました。

Sympathy For The Devil (「GET YER YA-YA'S OUT!」のライブバージョン)
Under My Thumb(「STILL LIFE」のライブバージョン)
Los Trios Guitaros(海賊盤「LONELY AT THE TOP」に収められている曲)

ストーンズのファンで、「Sympathy For The Devil」や「Under My Thumb」を知らない人はいないと思いますが、「Los Trios Guitaros」はどうだろう。正規盤には収められていないし、ボーカルの入っていない地味な曲なので、聴いたことがあっても、あまり印象に残っていない人が多いのではないか。

レゲエのリズムのインスト曲。キース、ビル、チャーリーが演奏しているのは間違いない。もう一本のギターは、おそらくロニー。キーボードは、これは私の推測だけどマック、あるいはビリー・プレストン。

「ボレロ」みたいに、同じフレーズを何度も繰り返す単調な曲。一度だけ転調するのも「ボレロ」みたい。脱線するけど、「ボレロ」のリフレインのスピリットって、ロックだなって思う。もしロックのスピリットというものがあるとすれば、「ボレロ」を作曲していた時のラヴェルって、ロッカーだったと思う。いや、前衛的なジャズに近いのかも。関係ないけど、中原中也ってロッカーだったと思う。
<お太鼓叩いて笛吹いて>
つまらん脱線はこのへんにしておこう。「Los Trios Guitaros」、誰が作曲したのかはわかりません。おそらくキースだと思いますが、ジャマイカのミュージシャンのような気もします。

「Los Trios Guitaros」最高です。これぞストーンズだと思います。ビルのベースが恋しくなります。歌詞がなくとも、この演奏に漂う悲哀感というか、疲労感というか、そういう感情が伝わってきます。しかし、こういうのを偏愛っていうんだろうな。この曲が大好きな人って、私の他に誰かいるのだろうか?

この曲に似た感じで、「Truly」という曲があります。Carl Levyという人が作曲していますが、私はマックのバージョンで知りました。この曲が収められている「Troublemaker」には、キースやロニーも参加しています。この演奏もかなりいいです。私は大好きです。

「LONELY AT THE TOP」は、学生時代に、同じサークルの先輩のHさんにダビングしてもらったもの。レコードに針が落ちた時のパチパチ音も入っている。LP、カセットテープ、H先輩、懐かしいな。H先輩、元気にしているだろうか。

*2012年7月25日の追記。この記事には訂正があります。文中の「Los Trios Guitaros」は、「Munich Reggae」という曲名が正解でした。詳しくは「わたしが選ぶローリング・ストーンズ名曲ベスト20」という記事をどうぞ。

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