ごめり語。

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「ジョン・レノン音楽祭’04」

2005年01月04日 | 音楽
この音楽祭をテレビで見ていたら、
愛と平和だけに囚われていて、
彼の「Rock」な精神が欠けているように感じた。
ジョンレノンミュージアム」に行った時の印象に近い。
私は彼のCDやLPを一枚も持っていないし、
特別ファンというわけでもないので、
偉そうなことは言えないが、ちょっぴり不満だった。

私にとってジョンレノンは「Rock」な人だ。
では私にとって「Rock」とは何か?
これは難しい。
どれだけ記しても答えがまとまらないような気がするが、
牙(刃)を外にも内にも向けること、も条件のひとつになると思う。
自愛と自虐ですね。
ビートルズ時代の曲を、ジョンレノン自身が否定して
「気に入っているのはほんの何曲かだけ」みたいな発言がある。
どの曲にも愛着があって、本当は好きなんだろうに、
たかがRock、モーツアルトには敵わない、というような意識が
そう言わせているのだろう。
真心ブラザースの「拝啓ジョンレノン」、私は断然支持します。
これが継承であり、トリビュートであり、必要な視点だと思う。

それから、ジョンレノンとは直接関係ないが、
日本には西洋楽器の歴史的な、文化的な土壌に欠けていて、
現代でも、日常的に、音楽に接しているという環境がない。
だから、歌はあっても、音楽に欠けている
(バンド演奏のアンサンブルがつまらない)ことが多い。
昔の歌謡曲のオーケストラが懐かしい。
そんなことも感じた。

はじめて見たのだが、
Rin' の琴や尺八はよかった。
アレンジするプロデューサーがよいのかな、と思いきや、
尺八ソロもぶっ飛んでいて、かっこよかった。
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