ごめり語。

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ソウル・フラワー・ユニオンのライブ

2012年04月03日 | 音楽
* 今さらながらのライブレポ。3月26日のクラブソニックいわきです。

* 昔、ソウル・フラワー・ユニオンのファーストアルバムを聴いたことがあります。でも、気に入りませんでした。全く印象に残っていません。なので、以来遠ざかってしまいました。

* 先日、なんとなく機が熟して、「エグザイル・オン・メイン・ビーチ」を聴きました。それで、いてもたってもいられなくなって、福島(いわき)まで行ってしまったわけです(笑)

* つまり、今現在のソウル・フラワー・ユニオンこそが素晴らしい、と、先ずはそれが言いたい。

* オープニングは「ダンスは機会均等」でした。これが予想外(失礼!)に良かった。縦ノリ、横ノリという表現がありますが、ソウル・フラワー・ユニオンの横ノリ的な良さというのは、ライブ会場でしか味わえないたぐいなのかもしれません。

* 河村さんのいないソウル・フラワー・ユニオンなんて、と思っている人、いるでしょうね。そしてもちろん、伊丹さんのいないソウル・フラワー・ユニオンなんて、と思っている人も。もちろん私だって体験したかったです。今さらですけど。

* 高木さんは控え目だったなぁ。それはねぇ、ミック・テイラーの後のロン・ウッドみたいなもので、損な役回りですよ。誰が後任でも。むろん、河村さんや伊丹さんのいた時のソウル・フラワーは凄かったんだろうけど、今のソウル・フラワー・ユニオンはそれとは違う良さがあるはずです。たぶん。きっと。

* 最初は、端の方で観ていました。なのに、いつの間にか、押し出されるような形で、ど真ん中に。途中、なんだか自分に合わないなぁと思って、また端の方に移動しました。ライブの楽しみ方は人それぞれ。それでいいでしょ。許してちょんまげ。

* もし上村美保子さんが参加していなかったら、すみませんが、そんなソウル・フラワー・ユニオンに私はほとんど興味が持てないと思います。つまり、現在のソウル・フラワー・ユニオンにおいては、ミホさんの存在こそが鍵なのだと、そう言い切ってしまいましょう。

*中川さんは、距離感の人だなぁ、と思いました。例えば演奏者と聞き手との距離感。メンバーとの距離感。演奏する曲との距離感。近いような、遠いような、太いような、細いような、そういうバランスが面白いなぁ、と。で、伊丹さんって、やっぱり特別な存在なのですね。「赤毛の妖怪をどうしても東北に連れて行きたかった」というMCを聞いて、それを痛感しました。

* 伊藤さんは、確か「そら」の時に、ドラムを叩きながら歌っていたはずです。歌わずにはいられなかったのか、あるいは、リズムをキープするのに歌うのが適していたのか、それはよくわかりませんが、なんとなく、きっと伊藤さんは「そら」みたいな曲が好きなんだろうなぁ、と勝手に想像して、そういうメロディアスな曲が好きな?伊藤さんが、なんだか好ましかった(笑)

* 「ジゲ~ン!」って、中川さんが叫びますでしょ。あの瞬間、あの言い方が好きです。ルパン三世みたいで(笑)頼りにしているんでしょうね。きっと、リズム的にも精神的にも安定感のある方なのだと思います。それでいて、器用さもあるし、素晴らしいベーシストだと思いました。

* ジゲンさんのリードボーカルの曲も演奏してくれたし、ミホさんのリードボーカルの曲もありましたが、それはむしろ「桃梨」の方で聴きたいな、と思いました。

* 奥野真哉さんは、ストーンズに加入して欲しいです(笑)器用貧乏なチャック・リーヴェルより断然いい!

* アンコールの1曲目は「極東戦線異状なし!?」でした。まるでウェンブリー・スタジアムで演奏しているかのような迫力でした。そういう大きな舞台で歌って欲しい曲ですし、小さなライブハウスでもそういうスケールを感じさせてくれて、それが嬉しかった。気合いの入った演奏でした。

* むろん「THE NUCLEAR ERA IS OVER!」は大切なことです。が、その後に続く「IF YOU WANT IT」こそが重要なのだと思います。ソウル・フラワー・ユニオンのメンバーは、それを行動で示していますよね。

* 東北の地、福島でライブをするということは、とても意味があることだし、重要なことだと思いました!

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