祝 ボブ・ディラン来日決定

最近、「I'm Not There」を観ました。
この映画は、ジャック、ジュード、ウッディ、ビリー、ロビー、アーサーの物語を描いた作品です。
ボブ・ディランの伝記映画ではありません。
それはそうです。
第一に、まだ本人が生きている。
第二に、タイトル通り、「I'm Not There（私はそこにはいない）」だから。
眠い映画でしたが、描き方としては間違っていません。
というか、こういう描き方しか出来なかったのだと思います。

「I'm Not There」がそうであったように、おもしろいのとつまらないのは、表裏一体です。
オーディエンスがつまらないと思うようなことを、確信的に試みてしまうのが、ボブ・ディランという人。
料理でいえば、超薄味で勝負するようなことを、あえてしてしまう人。
キーボードを弾きながら歌うという、新たなボブ・ディランを観るのが今から楽しみです。