ミスターピンクの人生（笑った分だけ涙なんて落ちる）

内田利雄騎手、来年度から浦和競馬へ移籍！

これはもう、なんとも嬉しいニュースでした（笑）

南関東競馬では、騎手会所属騎手制度の導入、というニュースもありましたが、この流れとは逆行するわけですよね。

というわけで、義理と人情を重んじる、いかにもミスターピンクらしい決断だったと思います。

例えば、今回の荒尾競馬廃止の時の方が、以前のうつのみや競馬の時よりも、受け入れ体制が整っていて、移籍に関してはスムーズでしたよね。

でもきっと、今さらそういう流れに便乗するのは、ミスターのプライドが許さなかったのだろうし、だからこそ、こういう筋の通し方をしたのではないでしょうか。

＜新人の気持ちで騎乗します＞

口だけなら何とでも言えますが、ミスターの場合、そうではありません。

有言実行！

文字通り、新人の気持ちでスタートするのでしょう。

あなた（まぬけさん）とは違うんです！

古いな・・・


思えば、長い長い放浪生活でした。

それは、もとを正せば、若い仲間たちを足蹴に出来なかったがゆえにはじまったこと。

その笑顔の奥に、どれだけの苦難があったことか！

きっと、その間ずっと、自分の身の置き方を考えていて、いろいろな道を模索しつつ、ようやく今回の決断に至ったのだと思います。


＜自分が勝てばいい。これは下郎の生き方なんだな。＞

我が師匠、雀聖色川武大の言葉です。

勝つために生きていても、勝つことがすべてではないということ。

きっとミスターピンクも、同じように考えているのではないでしょうか。

＜笑った分だけ涙なんて落ちる＞

これは、ソウル・フラワー・ユニオンの「ホライズン・マーチ」の一節です。

百万ドルのスマイルが素敵なミスターにぴったりな言葉だと思いました。


来年の南関東競馬戦線も楽しみですね！