2020年3月2日建設環境委員会議事の続きです。
4)請願者の請願説明要旨
委員会は一旦休憩に入って、この間に請願者説明は行われました。
①(2018年10月に行われました市長対話のなかで)前地域振興部長、前地域振興理事は分別収集が市の義務であることを認めていました。
②福津市は自治会に交付金を支払い、自治会に分別収集を委託しています。
③現状のままであるならば、広報ふくつ「分別収集とは」の内容は虚偽ですので、訂正しなければならないと考えています。
④原崎市長が市議会で答弁している意見は、法律に沿って正しいと思います。
⑤福津市(うみがめ課)が無謬主義を捨てれば、だれもが傷つかず問題は解消します。
現状認識を説明し、極めて控えめで穏当な内容でした。質問は全くなく拍子抜けでした
5)紹介議員に言い掛かり質問
秦 浩 :46%の分別収集会場が受入れてないことを確認しているのか?
戸田進一:うみがめ課に情報公開を求めて、アンケート結果を入手しました。
秦 浩 :分別収集について未加入者は参加しているのか?
戸田進一:もともと未加入者は分別収集会場に入れません、つまり参加できません。請願では市が分別収集を円滑に行えるように自治会にアドバイスして欲しいと言っています。
秦 浩 :46%の数字だけが、一人歩きしている。46%の根拠を出せ。西日本新聞に「自治会未加入者半数がNO」と書かれていて、福津市民の半数を自治会が拒否しているかの印象を与えている。
戸田進一:うみがめ課に資料請求してアンケート結果を入手して、46%の数値を認識して市議会の一般質問を行っています。また昨年5月に郷づくり協議会の代表者会議でも,46%の数値が公表されています。新聞記者はうみがめ課を取材し、私のところには来ませんでした。新聞報道についてコメントはできません。
秦 浩 :自治会未加入者のごみ受入れている自治会では、未加入者は分別収集をやっているのか?
戸田進一:わかりません。自治会のルールを決める場合は、自治会の役員で決めているので、未加入者はその場に参加できません。
中村清隆:
①自治会未加入者の意見ばかりが強くて、分別収集の実態を把握しているのか?
②地方自治法第10条の後段には、義務について書いてあるが、自治会未加入者は負担を分担する義務を果たしているのか?
③未加入者で分別収集を行ったらいいではないか?
④分別収集に自治会の加入・未加入にかかわらず資源ごみを投入することができるならば、自治会を退会する人が多くなり、自治会が崩壊するがどう思うか?
戸田進一:①請願書に市が各分別収集の状況を把握して下さいと記されています。昨年5月の郷づくり代表者会議で、市はすぐにでも対応しなければならないと言っておきながら、現在までなんら対策をしてこなかったのです。
②弁護士に聞きました。住民の義務とは燃えるごみの場合は、ごみ袋を購入し自宅前に
置いておくことを意味し、資源ごみは分別して分別収集会場に投入するまでを意味します。分別収集は(住民の)義務ではありません。
③いろいろなアイデアはいいと思いますが、2018年11月の広報ふくつに市は「資源ごみ
は、お住まいの地域分別収集会場か公設分別ステーションにお持ちください。市民の皆さんはいずれの会場でも資源ごみを出すことができます。」と公示しています。現状はこれを実行すればいいと思います。
④自治会の加入者を増やしたいなら、未加入者を受け入れれば結果として自治会加入者を増やすことができると思います。
中村清隆:市は自治会のルールを認めている。未加入者はルールを決定するときに居ないから参加できないなら、未加入者は自治会に加入すればいい。分別収集より自治会加入者を、優先的にすすめれば、分別収集の問題は解決する。
戸田進一:今回の請願は、地方自治法第10条の「住民は等しく市の役務を受けられる」となっているので、「市にこの条文を守ってください」と言っています。
尾島武弘:住民が分別した資源ごみを、市が運び出すといっているので、いいのではないか?
戸田進一:地域分別ステーションに出せないならば、公設ステーションに出せばいいのではないかという質問ですか?地域分別収集ステーションに資源ごみを投入できることと、公設ステーションに資源ごみを投入できることは、同じ市のサービスではありません。
中村清隆:この請願が、市に混乱をもたらしているのではないか?
戸田進一:混乱がおきるから、地方自治法第10条違反を放置してよいとはならないでしょう。
秦 浩 :この様な請願が自治会未加入者のごみ投入を、困難にするのではないか?未加入者は自治会に対して、ごみ投入を相談したことはあるのか?
戸田進一:請願に賛成していただきたい。このような心配があるから、請願書に市が自治会に対してアドバイスをお願いしています。
蒲生 守:椛村議員より意見陳述を求められていますので、これを許可します。
椛村公彦:①未加入者のごみを46%の自治会が受け入れてないと、本当に思っているのか?46%の数値に疑義は感じなかったのか?実態調査は行ったのか?
②自治会未加入者に対して加入促進の必要は感じていないのか?
③請願が未加入者のごみ投入を困難にするとは考えてないのか?
戸田進一:①昨年6月と9月に、市議会において46%の自治会が未加入者を受け入れてないことを質問しました。昨年5月の郷づくり代表者会議で46%の数値を確認しています。
②自治会に加入したいと思われる自治会にしたいと思っています。
③秦氏の質問に回答した通りです。
椛村公彦:(私は)46%の数値に疑義を持った。受け入れてない自治会を調査したところ、
「受け入れている」との回答を得た。受け入れてない自治会を調査したか?
戸田進一:未加入者の資源ごみを受入れてない自治会名のリストは、市民の審査請求により、うみがめ課で作成されたものです。今頃になって、未加入者の資源ごみ受け入れをしていない自治会は不正確でしたと言う、うみがめ課はまさに「後だしジャンケン」です。行政の姿勢は実に不誠実です。
椛村公彦:46%の数値を見た時に疑義を感じた。何故調査しないのか。行政が言うから
と、鵜呑みにしてはならない。
戸田進一:46%の数値はありえると思ったので、市議会の一般質問で調査すべきことを
言いました。46%の数値を一人歩きさせようとは思っていません。この数値が1,2%でもあることが問題なので、正してくださいと言うのが今回の請願です。
蒲生 守:質疑を終了し裁決します。、請願について賛成の方は起立してください。全員不賛成ですので、この請願は否決されました。
次の頁に続きます。