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福津市のごみ収集はおかしくない?

福津市うみがめ課への提言(その1) (No.64)

 2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)において、ターゲット12.5には「2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用および再使用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」と設定されています。ごみの総排出量の大幅削減とリサイクル率の向上がやはり重要な目標となっています。そこで福津市うみがめ課に今回と次回に分けて住民としてごみの総排出量削減政策を提案することにします。
1.現状分析
 福津市全体の一人一日当りのごみ総排出量は平成27年度をピークとして減少傾向にあり平成30年度は893g/人・日です。しかし福岡都市圏の17市町の同年度平均値は861g/人・日であり、まだまだ福津市の総ごみ排出量を削減する余地は大きいのです。
 全体的な数値とは別に、私個人のごみ排出量が最近大きく変化した点は、庭の剪定くずや草を春と秋2回/年、1回当り3~5袋(大容量)排出していたものを、コンポストを2台購入し、自家処理して排出しなくなったことです。また資源ごみは地域分別収集会場への排出ができなくなり、公設の分別収集会場へ年2回排出するようになりました。食品類のプラスチック容器等は軽いものですが、嵩が大きくなり倉庫に長期保管ができないため、やむなく燃えるごみに混入させて処理しています。
2.ごみ総排出量の大幅削減ができていない原因分析
①福津市うみがめ課は住民の意見をよく聞かずに、典型的な無謬主義と前例主義で硬直した自治会主動の分別収集システムに固執しています。
②福津市内の48%の自治会は自治会未加入者の資源ごみ受け入れを拒否しているため、
資源ごみの回収効率が低下してきています。自治会を脱会する人が増加傾向にあり、ますます悪化することは明らかです。
③自治会は女性の力によって維持されてきましたが、共働き世帯は今やあたりまえになり平成30年度には全世帯の約70%に達したことが推定されます。今や女性も多忙で自治会活動に参加することが困難になってきています。自治会に依存した資源ごみの分別収集体制は限界にきています。
④住民の高齢化が進み、資源ごみを分別し分別収集会場で排出することが難しくなってきています。
⑤福津市では、資源ごみを分別収集会場へ持って行って排出すれことは、無料です。このため、ごみ処理を他人ごととして無責任に考え扱われています。
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