昨夜のNHKニュース845を観ておられた方は、ご存知かもしれませんが、福津市教育委員会の定例会が8月22日(木曜日)午前9:30から福津市別館1階ホールABで開催されました。教育委員会の定例会を傍聴する為に市役所にいきました。今回注目した点は次の3点です。
①教育委員会傍聴人規則の改定
②七股池が防災重点ため池に指定され、宮司2/3区の新設小学校予定地が災害想定地域になることが予想され、ますます危険地帯であることが明確になったこと。
③地元住民の請願
以下順番に説明と私たちの見解を述べていきます。
1.教育委員会傍聴人規則の改定について
教育委員会の傍聴人は回をおうごとに、人数が増えてます。教育委員会の実態を多くの市民の眼に晒せたくない教育委員会の事務局が行った改正です。会議の15分前に電話予約した人しか傍聴させないもので、傍聴人の数は教育委員会が決定できるとしています。また教育長に傍聴人を退去させる義務を付け加えたものです。
昨日、実際に行われた事務局の姿勢は住民を敵視する威圧的なものでした。傍聴する人は、15分前までに氏名・電話を記帳すると、番号札を渡されます。控室に入室する時に仕切り綱の前で、その番号札を提示を求められます。控室に入室すると事務局の職員が二人で傍聴人を監視するといったものものしい雰囲気のなかで行われました。
人事の案件等極めて限定された非公開会議は法律で認められているものですが、教育委員会の会議は原則公開です。福津市教育委員会の改定は時代に逆行する行為です。
2.七股池が防災重点ため池に指定
2024年6月30日の新設小学校説明会に出席された専門家が「七股池は、メンテナンスもされていなく、堤の草の生育状態から極めて危険な池」と指摘をされていました。この度、七股池が防災重点ため池に指定されました。新設小学校は宮司の”忌み地”(水の集まる土地)で、もし七股池の堤が崩壊すれば、被害が発生することは自明のことです。新設小学校の予定校地は、手光今川の洪水浸水想定地域、高潮浸水想定地域、禊池の浸水想定地域それに加えて七股池の浸水想定地域に含まれます。新設小学校の校地が福津市で最も危険な地域であることが、またも証明されました。(防災重点ため池についてはNo.179をご参照ください。)
3.「現地観察、避難経路、避難代替施設、推計見直し等を求める請願書」に対する教育委員会の裁決
請願内容について、2頁にわたり次ページに掲載しますので、地元の住民の強い懸念をご理解ください。請願者より、請願内容の公開について許可を得ております。
教育委員会の裁決は、教育委員会では”採用・不採用の裁決はできない、市で対応すべき”と、自分達の権利と義務を放棄するものでした。傍聴席から、福津市教育委員会のおそまつな対応に失笑が起こりました。教育委員の無能さと無責任をまたもや露呈した裁決でした。