No.194の続きです。宮司地域住民は安全性調査と科学的根拠に基づく説明会を、再度、教育委員会に要請していますが、11月22日現在、それは実現されておりません。
最近”学校新設予定地の安全性・通学路の安全性・校地の盛土による周辺の家の浸水など”について相次いで住民の意見交換会が開かれています。10月28日に中央公民館で福津市住民が、また11月18日及び19日に宮司コミュニティセンターで宮司地区住民が開催しています。特筆すべきは、11月19日の意見交換会には、原崎市長・及び市議会議員6名も同席いたしました。
しかし福津市の責任者である原崎市長の発言は、宮司地区住民の期待に反して10月21日の教育委員会の説明と同じ内容でした。(No.182の原崎市長の二枚舌をご参照ください。) 到底、宮司地区の新設校周辺住民が納得できるようなものでは、ありませんでした。
2020年に福津市教育委員会が「竹尾緑地への5・4年制の小中学校一貫校の新設」の申し出を行いましたが、その時、原崎市長は専門家の調査結果をもって拒否しました。今回も原崎市長は新設校予定地の安全性について調査を行い、新設するか否かを決定すべきであります。この新設校予定地は、福岡県が指定した手光今川系洪水浸水想定区域内に位置し、福岡県が公共施設を設けないように要請している場所です。学童と新設校周辺住民の安全は何にもまして重要です。
今回の請願内容は「新設校庭内とその周辺部の安全性」について、専門家が調査することを要請しているものです。次頁に請願内容全文を掲載しています。この請願書は2023年11月10日に受理され、12月1日午前9:30から総務文教委員会で質疑討論裁決され、12月7日に市議会本会にて全市会議員で質疑討論裁決されます。7日はインターネットで中継されますから、福津市民の方はご覧いただきますよう、ご案内いたします。
市議会は地方自治の二元代表制の下で、市の意思決定と執行機関である市長・教育委員会の行為を監視する最重要機関です。その責任を果たすため、この請願に対して、市議会議員の全員の方が賛成していただけると期待しております。