何故、福津市うみがめ課の一般廃棄物実態調査の結果が、昨年度から違ってきているのでしょうか?マニュアル行政が浸透している福津市役所では、マニュアルそのものが間違っていれば、今後も訂正されずに間違いが継続していくわけです。その痕跡がありましたので報告いたします。
昨年の情報公開で入手した資料の中に、”グリーンサイクル搬入実績”のマニュアルが混じっていました。このマニュアルによると(区分)業者搬入に「うみがめ課公設+地域」とこの項目に入れる数値を指示しています。この項目は環境省一般廃棄物処理実態調査の木くずの計画収集量に該当します。次頁にマニュアルと平成31年度一般廃棄物(木くず)処分を添付資料として掲載します。(マニュアルの数値はダミーですから無視してください。)しかし、㈱林田産業のホームページには木くず(剪定くずや草)の排出は「平成25年4月から公設ステーションから㈱林田産業グリーンサイクルセンター」に変更されたことが掲示されています。(次頁に参考資料掲載。)現在では津屋崎の公設分別ステーションでは剪定くず等の受け入れはなされておりません。環境省の廃棄物処理に関する基本的な用語の解釈では「直接搬入量とはごみ排出者が自らが処理施設に直接持ち込んだ量」となっています。この定義に従うとうみがめ課混載(公設)の量は直接搬入量に入れるべきでしょう。
うみがめ課に訂正するように申し入れましたが「この混載(公設)分は福津市が処理費用を支払っているので、業者搬入に入れている。」との返事でした。このように環境省が決めた用語の定義を勝手な解釈で行えば、他の市町村との比較ができないばかりか正しい数値を計算できないことは明らかです。いいかげんな用語解釈で自分達の仕事が正しく住民に評価されないとは皮肉な結果です。試算に使用している表の一部を参考に添付いたします。