今回はこれまでとおそらく違って女子のバスケットボール決勝戦が男子より後にくるというスケジュール。
マラソンなども女子があとなので、これはひとつの今回の特徴なのだろう。
ということで、フランス的には盛り上がったと思われる一戦で、内容も点数は競り合いでよかったのではないでしょうか。
といいつつも、なぜフランスがここまで残ったのだろう、と考えるとちょっと微妙なものもある。インサイドの強烈なプレッシャーなどで自由にプレーさせず、米国はターンオーバーが相次いだ。かなりこのようなところは研究の跡が見えたところだ。米国はあまりチームとしての練習をしているという感じではなく、個人技中心だが、このようなインサイドとアウトサイドを分断されるとつらくなる、ということかと。2000年代に男子が勝てなくなった頃のゲームを思い出すような展開だった。
それにしてもフランスの粘りは大したもので、特に最後のブザービーターは一瞬ファウルかと思ったが、それはなかった。が、スチュワート選手の最後のチェックよりは河村選手のフランス戦の最後のチェックの方がずっと離れているように見えたが、、、という気も。
フランスのバスケットボール。結局今回はグループフェーズではオーストラリアに負けたわけだが、実際のところどうなんだろう。もしかすると米国との対戦を決勝まで避けるつもりだったのかもしれず、なんとも言えないので、ちょっと微妙なところはあるが。
NHKの東京での解説に来ていた大神雄子氏が最後の総括で、急に振られたのか今一つな感じだったが、冷静に、例えば今回やっていたいが、2位のフランスや3位のオーストラリアとの距離感はあまりなかったであろうことは言ってもよかったのではないか。3位のオーストラリアはアジアカップでは最近日本は負けていない。もちろんメンバーが違うことは違うが、しかし、アジアカップは日本も五輪ほどの準備はなしで出場しているのでお相子だろう。また、準優勝のフランスとは2022年のワールドカップで3Qまでは結構競り合っていた。1Qでかなり突き放されたが挽回していた。4Qに離されたが、当時の日本代表の状況を考えると、そこまでできていたのであれば、もし今回の五輪で対戦していたら、東京大会でのように、勝てたかもしれないと感じている。米国のファストブレイクにやられているところが何回もあったが(やられているといっても最後に米国がシュートをぽろぽろ落としていたので得点にはつながらなかった)、日本が得意とするのはまさにそういうプレーで、東京でもかなりそれで得点していた記憶がある。
ということで、フランスはかなり大型選手をそろえてがつがつと行くスタイルで、ヨーロッパではいいのかもであるが、日本のようなスタイルのチームとやるとどうなんだろうなあと。まあ今回日本は12位とはいえ、本当に紙一重の差でここまでよくチームを作ったなあと、感心。が、前にも書いた通りで、これまでの流れで行くのか新たにチームを作り直すのか、微妙なところですね、、、
関係ないですが、NHKの解説大神氏が触れていた米国のダイアナ・トーラジという方は、女性配偶者の方との間にお子さんもいるとか。ちょっと触れてもよかったんじゃないかと思いました。増田明美さんだったらうまく触れてくれたかもしれません。