バスケットボールのウインターカップが終わったが、この大会はもともとが春2年生の大会として行われていた。それがどういったきっかけかは忘れたが、冬に3年生の大会となって、選手権はインターハイからこちらになった。当初は別の会社が冠だった時代もあったと思うが、特に今の会社の冠になってからは、盛り上げがすごいと思う。それはそれだが、しかし、春やっていた時代は確か女子も地上波で決勝を放送していたようなきがするが、間違いか?たしか、田臥選手の時代には、まだ天皇杯が正月だったので、この大会で優勝した能代工業がほとんど休みなく天皇杯にも出場して、大学生に勝ったりしたこともあったような気がする。
というような昔話は別にして、なんといまは中学生の大会もあるらしい。
高校生にしても1月はもう共通テストだ。過去ほかの競技も含めて、冬の大会に出てもちゃんと最高学府に合格しているような人もいることは知っている。しかし特に中学生にとってはこのような時季の全国大会はありなのか?なんだかコマーシャルベースに乗せすぎではないのだろうか?
まあ今回の女子の決勝戦の学校など、東京から熊本にいったりする生徒もいるようなので、全国大会に出場する選手たちにとっては、高校受験などはあまり重要ではなく、バスケットボールをするほうが学校生活の中心なのか、、、
しかし、仮に中学時代、将来を嘱望されても、ケガなどで選手生活を断念する選手もいると思われます。大学生であれば、自分でそれなりの軌道修正もするでしょうけど、中学生や高校生でそういったことになれば、それは若干の問題もはらんでいると思われる。新聞などで高校野球では、こういったことで学校をやめる生徒もいるということが平然と書かれていたりするが本当にそれでいいのか?
特に中学生は義務教育であって、そこは高校とは大きく違う。大人のビジネス目的で中学生の大会を冬にもやろうとしているのであれば、短期的にはそういったものにあこがれる生徒は頑張るだろう。しかし、将来的には非常に限られた生徒だけが目指す大会になってしまうのではないだろうか。または、進学はバスケットと関係なくしようとしている生徒にとってはちょっと負担が重すぎの大会かもしれない。JBAはバスケットのことだけではなく、小中高(本当は大学も)学業との両立を目指すのであることはしっかりと頭にいれておいてほしい。それはバスケットボール選手が、例えば野球に見られるような、脱税などにかかわらない、また、薬物などに手を出さない、公民として立派な代表選手になれることなどにつながっていくので、大切だと思う。