うろうろとする日々

あきれた朝日新聞のバスケットボール記事

「ワクワクしてくれたと思う」 首脳陣が語る八村塁と今後の日本代表:朝日新聞デジタル

この記事の中では全く触れられていませんが、東京五輪のあとの状況は広く報道されていました。

 

八村塁を追い詰めたヘイトメッセージと東京五輪 メンタルヘルスでNBAキャンプ初日不参加|日刊ゲンダイDIGITAL

朝日新聞という一般紙がこの問題に触れないのは理解できません。(当時も無視していたかもです)

このような報道が出ると、やはり八村選手は逆に出にくくなる、という感じでしょう。あたかも日本代表チームに魅力がなかったから出なかったような書き方です。ホーバスHCや東野氏のコメントを接ぎ合わせてそんな印象を与えます。

八村選手はそんな選手じゃないですよ。今回書いている記者は全くの新人で知らないのかもしれませんが、2019年の前回のワールドカップへの出場にあたり、絶望的な状態で、予選に参加してオーストラリアに勝って、なんとか盛り返しました。そのころの本当にどうにもならない状況を救ってくれました。2021年の東京五輪もおそらくは難しい状況で無理を押して出てくれました。

おそらくはホーバスHCは何かを知っていて、彼に選択肢があるような表現をしているのでしょう。それはいろいろな含みがあると思いますが朝日の書き方のように、単純に「W杯を経て、八村も参加したくなるような魅力のある代表チームになったことは事実だ。」(記者の表現)と書くようなことが”事実”ってなんだろう。わけわかりません。本当にこのようなコメントを切り取って最後に記者の全くの主観を”事実だ”と自分で書くようなことがジャーナリストとして許されるんだろうか?と思います。ましてはこれは人権の問題です。そこを飛ばしてなんともです。

一般紙としてもう少し幅広い観点をもつ記者を育成してほしいものです。

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