うろうろとする日々

Bリーグ選手労働組合

Bリーグ、労組の力で選手の意見を バスケ選手会、来春にも設立へ:朝日新聞デジタル

わかりにくいニュースだ。

まずは、労働組合を作ればよいのか、選手会と何が違うのか、ということだ。

労働組合といっても日本では経営者と対立する組合は少ない。もしBリーグの選手がそのような組合を作ろうとすれば、オーナーたちは拒否するだろう。結局はオーナーたちの意向を協議する相手としての組合ということになるのだろう。

また、学生などが入ってきても組合員になるのだろうか?

なんだかよくわからない。そのわからなさを記事を書いた記者はわかっているのかわかっていないのか肝心なことは書かず、なんだか労働組合はせいぜいが学校の生徒会くらいのもののような書き方だ。例えばスト権をどうするのかなどなぜ聞かないのだろう。労働貴族の朝日新聞の記者にとってはストなど全く興味がないのか、、、

いくらスポーツ面の記者といっても労働組合への理解が不足ではないのか。もちろんスポーツ面専門の記者にそのようなことまで求めるのは誤っているが、朝日新聞は一流紙として、経済記者や労働法に詳しい記者もいるんだろうから、そうした記者の知見も入れて、多面的な記事を作ることで初めて朝日新聞の記事といえるのではないだろうか。

とにもかくにもなんだか高校生が生徒会で校長先生と話し合って校則を改善しますみたいな雰囲気の幼稚な感じの記事になってしまったのはとても残念なことだ。

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