佐藤久夫氏がなくなったとのことだ。
いろいろなことを皆さん書かれているが、ジャーナリストの中では私は河北新報射浜大輔記者の評伝に感動した。
「頑張ることを競争しろ。ばかくさいと思うな」最期までぶれなかった「久夫先生」 高校バスケ指導・佐藤久夫さん評伝 | 河北新報オンライン
近くで取材されてきて、人柄や大切にされていたことが伝わるいい記事だったと思った。
朝日新聞はネットの記事がほとんど全部読めないが、某N記者にはまずこのようなちゃんとした記事を期待できないので、本来であればウィンターカップのことなど書いてもいいんじゃないかとおもいますが、まあ記事自体でないでしょうねえ。全くです。
という朝日をくさすのはやめて、私は特に佐藤氏のことは仙台高校の時の方が思い出に残っていて、田臥選手の能代工業になかなか勝てなかったのが、ようやく勝利できたわけですけど、そもそも仙台高校をあそこまで育てたというのはすごいなあ、と思ってました。
2000年ごろ、古武術バスケットを標榜してインターハイやウィンターカップに出場した東京の全国的には無名だったT高校とも練習試合などをしたということを読んだようにも思います。そして、対戦した仙台高校の選手が、T高校のバスケットボールを楽しんで対戦したということを読みました。ともすると、全国上位を目指す学校にとっては、ようやく全国出場する程度のレベル、しかも初出場の学校と練習試合をしても、圧倒できないと選手を罵倒する、というようなことになる監督、教師もいそうですが、佐藤先生の懐の深さが垣間見られるとてもよい話だと思ってました。この射浜記者の記事をよんで、佐藤先生自体T高校の頑張りを評価してたのだと思います。それが選手にも伝わってのことだということを改めて感じました。