うろうろとする日々

立岩真也氏の逝去

立岩真也氏が逝去されたとのことだ。

実は私は立岩氏と直接意識的に対話したことはない。

しかし、彼の経歴をみると、明らかに某予備校で生徒としていっていた時期に彼は講師として教えていたようなので重なっている。

当時の某予備校は有名な講師が多かった御茶ノ水の某予備校に比べて、若手の大学院生がたくさんいた。その中には例えば、、、といってお名前を挙げていいのかはわからないのでやめますが、その後有名になったひともかなりいた。テレビや新聞などでお見掛けすると、ああ、と思ったりもする。当時は若かったが今は大学を定年退職されたりしていて、本当に時代の移り変わりははやいなあ、と思わされる。

ちなみに今の某予備校はそのような講師の先生はいないようで、わりと安定感のあるプロが講師であるようだ。それでどうなんだろうという気がする。私自身某予備校でそのような若手の大学院生の先生が教えられるのを聞きながら、何か学問に身をささげる決意のようなものを感じてすがすがしかった。変な話、学問は儲からないもの、ということが分かっていながら予備校で稼ぐという、なんというかすがすがしさですね。講師の先生の中には、いろいろなことをやって、それなりの年収を得ていて、大学で助教授の職を得たら年収が激減してしまった人もいたらしい。日本はそんなのでいいのかなあ、と思わされるところです。

もちろん今は某予備校はなかなか経営も昔ほど余裕がないようで、例えば有名な学者を集めた研究所なども廃止したようだ。残念。まあ運営はお金だけでなく、メンバー的に中心になってくれる人がいなくなったのかもしれませんけど。

ということで立岩さんとは一回も直接会話はありませんでしたが、おそらくは当時の大学院生の講師の中にいて、同じ部屋にいたことなどはあったのだと思います。

早すぎるご逝去を悼みたいと思います。

某予備校時代にかかわりを持っていたと思われる社会学者のI氏(ふたりいるようです)などにいろいろと当時のことをお書きいただけるとありがたいところです。

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