先日のこと故郷の同級生が数人集まるということで私も喜んで参加した
いつも連絡をしてくれる彼女Sちゃんが駅まで迎えに来てくれた
これはいつものことで本当にSちゃんには感謝をしている
この日は助手席に坊主頭の男の子「Y君」がいた
私が挨拶をするとニコッと笑って「こんにちはー」と爽やかに答えてくれた
友人SちゃんはYくんが7ヶ月の時から預かって育てているという
それまではその子のことを聞いたことはなかったけど
Y君はSちゃんのことを「ばーば」と呼んでいた
明日(11日)は高校野球大分大会の開会式があるという
可愛いY君に腹いっぱいのご馳走と食べたいお菓子やパンを
大満足させて今から寮生活している学校まで送るところでした
私もずっと一緒に爽やかな会話と夢は甲子園に行くこと
その時は ばーばとひろバーバも応援行くからねと笑って寮へ送った
少し遅れて同級生がいる待ち合わせの場所で楽しい会食と
カラオケとで大盛り上がりにアッという間の時間が終わる
シンデレラのつもりがシンデレラには程遠い時間まで別れを惜しんだ
帰り際Sちゃんが「明日は耶馬渓のいい所に連れてってあげる」
約束どおりに迎えに来てくれたSちゃんと耶馬渓までドライブとなった
途中雨が降って山深い所は霧がかかり神秘的な景色でした
目的地に行くまでもなく そこへSちゃんの携帯電話が鳴る
なにが起こったのか何があったのか・・・
Y君が乗ったバスが横転し死者一人怪我20名・・・・・
と連絡
=高校球児が乗ったバス横転事故=
なんということか・・・・
何が起こったのか・・・・
急きょ引き返し安否を気遣う
連絡が遅い!
夕方近く連絡があった
Y君はいつも座る場所に先輩がいたので仕方なくいつもと違う場所に座ったらしい
ところがいつものその場所にすわった○○君が帰らぬ人となった
なんということか・・・・・
絶句した
多くの生徒は救急隊が来るまで我を忘れて仲間を助けた
心に多くの衝撃をうけカウンセラーを受けている
亡くなった方にはご冥福を祈りたい
そのY君は右手小指の怪我で済んだ
運命だとは一言では思えない