NHK(FM)ラジオ深夜便が終了して、そのままあさ5時からの伝統芸能番組「邦楽ジョッキー」を聴いていたら、華道で知られる假屋崎省吾さんがゲスト出演していた。
テレビでよく見る長い金髪頭の、少しチャラチャラした顔しか浮かばないが、ピアノ演奏と本業の華道で意外な一面があることを初めて知った。
番組パーソナリティの若手歌舞伎役者中村隼人が、假屋崎さんの素顔を次々と紹介、小さい時から母親の勧めで習っていたピアノについては、プロの演奏会に招かれて連弾演奏をしてみたり、ジョイントコンサートで演奏中に生け花を活けたり、毎年子供向けの華道教室イベントで、花を愛でることによる人間としての優しさを学んでもらったりしているそうだ。
今朝の放送では、彼の好きな曲ということでショパンのノクターン第二番変ホ長調を演奏していた。プロのピアニストと違って少々粗削りな感じもしたが、私も知っているこの曲を情緒たっぷりに演奏していた。
彼の華道については、絢爛豪華な生け花しか見たことがないが、一輪挿しの花を「一華(花)一葉」(いっかいちよう)と称して日本人の持つ「わびさびの美」「余白の美」という表現をしていた。
ピアノについては私だけが知らなかったと思ったら、番組パーソナリティの隼人氏も初めて知ったようである。考えるまでもなく、有名人にはそれぞれ意外な趣味とか特技を持っている人が多い。本道ひとつだけでなく、全く違う分野にチャレンジすることで、本道にも磨きがかかるのかもしれない。27/06/13
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