二つの記事

朝日新聞朝刊くらしの扉に、「ネット時間を減らそう」と「ハンドルよさらば」の二つの記事。

まずは「ネット時間を減らそう」であるが、ブログ、ツイッター、フェイスブックなど、スマホやパソコンでインターネットに夢中な人が多い。ネットは便利だが、度が過ぎると暮らしの質が下がることもあると記事は警告している。

電車内の全員がスマートホンに夢中などという光景も珍しくない。このスマホの利用者の約７割が、依存症を自覚しているといわれている。

私も今年２月、カミサンと一緒にスマホに替えたが、スマホのネットはたまに使う程度。パソコンは画像処理、ネット検索、ブログ投稿でよく使う。今年３月勤めをやめてから歩くことが減り、パソコンに向かう時間が増えた。ますます運動不足になって体力の衰えを感じている。「ネット時間を減らそう」と真剣に思う。

次に「ハンドルよさらば」の記事。男のひとときという欄で、８８歳の無職男性の投稿。

７０年近く握ってきた元自動車屋の男性で、高齢者の運転事故が多い中、家族から「そろそろ手放したら」と言われていたが、聞き流してきた。或る本に「周囲の迷惑にならないようにするのも余生の生き方」とあったのを読んで、車を手放すことにしたという。

交通戦争から自ら望んでの武装解除、奥さんが「不便になるわね」と言う。男性は「不自由も楽しみのうち」とは言ってみたものの、本音は寂しい。一つ片付いた私の終活と締めくくっていた。

私はもうすぐ７２歳、カミサンは６６歳、車生活にどっぷり浸かってしまった夫婦であるが、車依存の度合いを減らしつつ、なるべく早めに「ハンドルよさらば」といきたいと思っている。