横浜中華街 「均元樓」 エビとイカのチリソースランチ
自宅を早く出たものの、午後からの仕事まで2時間余りある。久しぶりに元町から山手の西洋館巡りでもしようと、まずは山手イタリア庭園、ブラフ18番館、外交官の家に立ち寄る。
ウエディング姿の新婚カップルが、港ヨコハマを背景に記念写真を撮っていた。ふたりとも初々しい希望に満ちた顔をして、カメラマンの求めるポーズに小躍りするように応じていた。
午後から若い夫婦の離婚調停があるが、目の前のカップルのように誰もがバラ色の人生を思い描いて結婚するのに、離婚する夫婦があとを絶たない。離婚理由でいちばん多いのは性格の不一致であるが、もともと性格の違う者同士が結婚しているわけで、他愛のないことで別れたりすることも案外多い。
山手のバス通りを港の見える丘公園に向かって歩くと山手カトリック教会の尖塔が見えてきた。教会の扉は開かれたままで、誰もいない静かな空間でマリア像の前に立ち、ハチのことを思いながら、また42年前27才で亡くなった前妻の洗礼名を告げ、天国での平安をお祈りした。
教会のすぐ前の山手町停留所からバスに乗り、中華街入口で下車、中華街大通りの「均元樓」でエビとイカのチリソースランチを食べる。ここは広東料理の店で、チリソースの味は始め甘く感じたものの、飲みこむころにはピリッとした辛さが喉を刺激する。ランチではあるがおもしろい味わいが出来た。中華街では珍しく、おひつにアツアツのご飯が食べきれないほど盛られ、食後にアイスコーヒーもついてきた。
中華街から徒歩3分の家庭裁判所の仕事もあと1年半、中華街ランチの食べ歩きが楽しみのひとつである。
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