鎌倉 宝戒寺 酔芙蓉
3連休の鎌倉は大勢の人で賑わっていた。例大祭のお囃子が聴こえる八幡宮を通り過ぎ、宝戒寺に入ると萩の枝が大きく張り出して白い花をつけ始めていた。
酔芙蓉の花が境内のあちこちに咲き乱れていた。酔芙蓉は、朝のうちは純白、午後には淡い紅色、夕方から夜にかけては紅色になるそうだ。酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることからこの名がついたといわれている。
クリーム色のヒガンバナも、木洩れ日を浴びてあちこちに数本ずつ、背筋をピンと張って可憐に咲いている。この花が咲くころになるとお彼岸がもうすぐだ。
本堂に上がらせてもらい、ご本尊地蔵菩薩の前でハチのことを想いながら般若心経を唱えさせてもらう。ご本尊の左隣には、不動明王像が祀られており、「ナウマクサマンダ バザラダンセンダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」とご真言を三度唱える。
み仏の慈しみと悲しみとが私の仏像写真のテーマ、み仏のお姿を拝して、仏の慈悲を体感できる瞬間である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます