ハチの家文学館

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なつぞら

2019年09月05日 05時00分00秒 | ハチパパのひとり言

NHK朝の連ドラ「なつぞら」も残り1ケ月を切って、盛り上がりに欠けた感じがしていたが、今日放送された天陽くん急死のあとの家族の生き様に感動して涙が止まらなかった。

天陽くんの奥さんが、義父母から「離農するしかない」、義兄から「天陽の絵を売って子供たちの養育費に」などと言われたときに、気丈な声で「嫌です! ここを離れたくない」「あの人はここに帰って来たのです!」「絵も売りません! 私が働いて子どもたちをみます」と言う。幼い子供たちも、「じいちゃん、オレはたらく」「わたしもはたらく」と泣かせる。

農業画家としてその才能を発揮しつつ、家業である農業にも尽くした天陽くんの人生、「この土地に生きて、この土地に還っていくかのような、天陽くんの最期」「農業を愛し、絵を愛し、馬を愛した天陽くん。まるで土に還ったような最期が、美しすぎて余計に哀しかった。天陽くんロスと言うよりは、もういないんだと言う現実を認めたくないだけ…」といったコメントがネットでも見られたようだ。

自分の死を予感して病院に内緒で家に帰り、描きかけの馬の絵の大作を完成させて、北海道で自分が切り拓いた畑で倒れて土に還った農民画家らしい最期。その周りの家族もすばらしい。フィクションとはいえ久しぶりに涙腺が緩んだ。R010904

 



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