今年2月に近所の句会へ入会、体調不良で6・7月の2回休ませてもらったが、8月から復帰してよかった。とくに今月は批評会の司会進行役を初めて担当させてもらい、会員の皆さんの温かいご協力で無事終了することが出来た。
俳句を始めてずいぶん経つが、季語のない俳句を平気で作っている自分勝手な作品ばかりで、とても他人様に開示できるものではないが、のうのうとハチの家文学館に投稿している自分が恥ずかしい。会員の皆さんが詠まれた一句一句に感心するばかりである。
会員の年齢層は70代、80代の人ばかりで女性が多いが、同年代の人たちと互いに作品の感想を述べることによって、その人柄が分かったり、俳句づくりの上手さに刺激を受けたりで、和気藹藹とした雰囲気が気に入っている。やめなくてよかったと改めて思う。
この頃はテレビの俳句番組を出来るだけ見ているが、夏井いつきさんのしゃべりと添削に興味津々である。夏井さんの毒舌的コメントは的を射ており、出演者とともに俳句づくりの面白さ楽しさを視聴者にうまく伝えている。
五七五のたった17文字で、どこまで自分の感性を表現できるか分からないけれど、毎月1回の句会を楽しみに続けていきたい。
今月の兼題は「野分(のわけ・のわき)」。野分とは秋の季語で、昔は台風も含めて詠んでいたが、いまは雨のない秋の強風をいうらしい。この兼題は司会役の人が決めるルールになっていて、難しい季語を選んでしまったと皆さんにお詫びした。私の発表作品は次の2句。2句目は夏の季語「百合」と秋の季語「月」の季語重なりになってしまった。R010903
吹き飛ばす野分のあとの茜雲
白百合を愛でる眼差し和み月
ちなみに入会後の作品は・・・。
蓮の香や西方浄土の仏の声
盆の入り水打ち火焚き母しのぶ
平成の森羅万象くれの春
亡き母の蕗煮の味を懐しむ
余命をば終のすみかで日を永く
うたたねを独りむさぼる日永かな
合格の歓喜の声に春光る
明け六つの時を知らせて鐘冴ゆる
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