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ラジオ深夜便48・・・五輪真弓特集

2015年11月25日 04時30分01秒 | ラジオ深夜便

久し振りに、NHKラジオ深夜便3時台「にっぽんの歌こころの歌」が耳に入ってきた。

今夜は、シンガーソングライターの草分けとして、1972年(昭和47年)「少女」でデビューした五輪真弓特集。

昭和26年生まれの彼女はいま64才。デビュー当時は21才で、新ジャンルの若き歌手の出現に驚いた人も多かったことと思う。

いつもの事であるが、27才で妻を亡くした昭和47年のことになると、堪らなくなって書きたくなる私、ましてやその年デビューした歌手五輪真弓の名前は忘れられない存在である。

「さよならだけは言わないで」のあとに「恋人よ」が聴けた。この歌は1980年(昭和55年)大ヒット、日本レコード大賞金賞を受賞した曲で、彼女の代表曲となるばかりか、海外でも高い評価を受ける楽曲となった。

この曲を聴いていて、昭和47年の出来事をこの歌詞にダブらせていた記憶がある。とくに「恋人よそばにいて こごえる私のそばにいてよ そしてひとこと この別れ話が 冗談だよと 笑ってほしい 」のフレーズが好きだった。

   恋人よ

枯葉散る夕暮れは
来る日の寒さをものがたり
雨に壊れたベンチには
愛をささやく歌もない
恋人よ そばにいて
こごえる私の そばにいてよ
そしてひとこと この別れ話が
冗談だよと 笑ってほしい

砂利路を駆け足で
マラソン人が行き過ぎる
まるで忘却のぞむように
止まる私を誘っている
恋人よ さようなら
季節はめぐってくるけど
あの日の二人 宵の流れ星
光っては消える 無情の夢よ

恋人よ そばにいて
こごえる私の そばにいてよ
そしてひとこと この別れ話が
冗談だよと 笑ってほしい

 



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