ウオーキングしようと、夕方自宅から地下鉄中田駅方面に向かって歩く。しらゆり公園という大きな公園に沿って、緩やかな坂を下りてゆくと、真正面に夕焼け色に染まった富士山が見える。
通い慣れた道であるが、なぜか懐かしい感じがして、49年前に終の棲家と決めたこの町の変遷を巡らすことになる。実際に定住したのは昭和64年からであるが、自治会長など地域のボランティア活動にも参加して、たくさんの人たちとも知り会えた。76歳となったいま、すべてのことを懐かしく思うのである。
世代交代の著しい町の特徴として、平成・令和に新築された住宅がかなり目立つようになった。親世代が亡くなり子どもが戻って来るというより、売却して他の新しい家族が家を建てることの方が多いようだ。我が家もいずれそうなっていく気がして、懐かしいという思いと寂しいという思いが交錯する。77歳男性ともなると、町の中でも上から数えた方が早くて、まさに高齢者に部類する。
普段歩かないから、散歩が5日も続くと足に来る。昨日は久しぶりに昔顔馴染みの居酒屋でビールと日本酒を飲む。常連さんが5人ほどいてコロナの話が飛び交う。東京は感染者が初めて600人を超えた。この店でも感染はあり得るわけで来なければいいが、偶には外で飲んで話もしたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます