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昭和46年の手帳

2019年12月05日 12時25分35秒 | ハチパパのひとり言

           東京 九品仏 浄真寺 上品上生阿弥陀如来

書斎を整理していて昭和46年の古い手帳を捲ってみる。手帳と言ってもデイリーではなく自由ノート。

最初のページに、過去の振り返りとこれからの想いを書き込んでいる。終わりの方に「そうだ、一生定まった職業・趣味としてでなく、人生好きな事を真剣にやり通すのが大事なのであって、その範囲は制約するものでもないし、されるものでもない。悩むことはない。欲を出してバイタリティ溢れた毎日にしたい。」と書いてあった。日時はS46.9.27 pm3:00。

それから、日常生活のあり方と題したページがあって、どこまでやり通せたか甚だ疑問に終わっている。

メモの活用(社員手帳・財産手帳・健康手帳・撮影日記など)、仕事のケジメ(未完の仕事は早くきれいに)、カッとなるな(出来るだけガマン)、つきあいは笑いをもって(しかしほどほどに)、後悔するな、ビジョンを持て、辛かった悔しかった苦を忘れるな等々。

昭和46年、結婚3年目のこの年の手帳には、夢と希望に燃えていたかのように、様々な人生計画が書き綴られていた。内容はとても恥ずかしくて他人様に言えないものばかりで割愛するが、この年の暮れにマイホームと車の夢が実現した。

しかし、喜びもつかの間、翌年2月二男誕生直後、妻が余命1ヶ月のガン宣告を受け、4ケ月後に他界してしまった。青年の夢と希望は一気に崩れ去った。

夢を語っていた青春時代から40数年、公私ともに色々あった。色々あったから今を生きていける。来年は数えで喜寿を迎える。よくぞここまで生きて来られたものだと思う。そして家族やこれまで関わったすべての人に感謝したい。

 

 

 



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