ハチの家文学館

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鍵忘れの日

2010年11月27日 10時55分29秒 | ハチパパのひとり言

                                       銀杏並木の日本大通り  

今日は午前午後の2回裁判所で調停があり、久しぶりに丸一日仕事した気分である。しかも昼休みに、横浜山手の234番館で開かれている知人の写真展に行くことが出来て、仕事に趣味にとても満足な日であった。

ところが夕方になって自宅の鍵がないことに気づき、仕事が終わった後友人と食事してくると聞いていたカミサンに、何時に帰れるか電話したら9時近くになるという。                                                                                       

さて時間つぶしに何しようというわけで、まずは関内駅近くの炭火焼Hに立ち寄る。Hは七輪で焼くもつ焼が美味で、20年ほど前この関内に勤務していたころ、時たま立ち寄ったことのある懐かしい店のひとつである。

まだ9時まで相当時間があるので、横浜駅前の元いた銀行のATMでひと月ぶりの記帳をした。年金だけの収入に心細い感じがしたが、食うには困らない程度の金額だから贅沢は言えない。   

まだまだ時間がある。今日は久しぶりついでにと相鉄線に乗り、とある駅で下車して駅前の路地を入って行った。しかしお目当ての店はなくなっていてガッカリ。たまたま携帯に電話番号を入れてあったので架けたところ、歩いてきた反対方向の駅前に移転したという。早速その足で新店舗を訪ねたところ、馴染みのお客さんでいっぱいだった。メニューも値段も昔のままで、年配のおかみさんとパートのよっちゃんが愛想良く応対していた。立ち飲みであるが、サラリーマン時代にお気に入りの食べ物があって、年に数回通った店である。

鍵の忘れものをしなかったら、こんな回り道はしなかっただろう。そろそろカミサンも帰ってくる。ハチが遅いよと怒っているかもしれないと思いつつやっと家路についた。仕事に酒に充実の1日だったが、先日亡くなった弟のことがまた頭に浮かび、生きていられることの幸せをしみじみ噛みしめる1日でもあった。22/11/26



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