久しぶりにテレビ番組「吉田類の酒場放浪記」をみる。(毎週月曜日よる9時放送) この放送をみていて銀行検査部当時の出張を思い出す。航空機、新幹線によく乗った。地方の仕事は月曜から金曜までで、定時に終ることが多い。そしてアフター5は殆ど自由時間で、酒好きの私は全国各地の酒場を放浪していたようなものだった。吉田類の酒場放浪記のような情景が懐かしい所以である。
東京、千葉、神奈川の首都圏の日帰り出張も多かったが、札幌、仙台、長野、静岡、浜松、名古屋、京都、大阪、神戸、高松、岡山、松江、広島、北九州、福岡、長崎、鹿児島といった地方都市への出張も多かった。銀行員でありながら、家庭の事情で郷里浜松に延べ20年勤務していた私は、年2回の定期人事異動の1ケ月前に、支店長に呼ばれて「今度どうする?」と言われ続けていた。まわりの人間は3~4年で転勤を繰り返すような職場で、浜松以外に都内自由が丘と日本橋そして横浜の勤務経験はあるものの、それ以外の営業部店を知らなかった。出張によってすべての部店を回れたことは、天の配剤かもしれない。酒場放浪記とまでいかないが、おかげでその土地土地の人との会話や酒食を楽しむことが出来たのである。 22/11/22
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