録画しておいたNHK-BSプレミアム「京都人の密かな楽しみ」再放送をまたまた見る。
主役の常盤貴子さんの着物姿としぐさがなんともいえない。テレビの中のことでも「私の密かな楽しみ」になっている。京都の老舗和菓子屋の若女将三八子(常盤貴子)と母(銀粉蝶)との日々のくらしの会話にも、京都人らしい魅力があって引き寄せられる。
今回のシーンは、亡き父が母に内緒で愛人に産ませた異母弟の話が中心。その異母弟の存在を父から聞かされた三八子は、母には内緒で会ったりしていたが、弟が実母を亡くして弁護士から出家することに驚く。
夫に男の子がいたことを察知した母が、修行僧として滞在するお寺を訪ねるが、そこの住職に伏せられて、いまは修行に出てあちこち回っていると告げられる。
今回、エミリー(シャーロットKフォックス)とヒースロー(団時朗)の突然の家出騒動も描かれていたが、若女将と母親、そして異母弟の張りつめた空気感が、京都の古寺、町家等の風景に溶け込んで、「京都人の密かな愉しみ」を醸し出している。
この「京都人の密かな楽しみ」を見ていて、京都の寺社や街並みをよく思い出す。郷里浜松の銀行支店に勤務していた30歳ぐらいの頃から、私は独身の気安さもあって、土曜半ドンの仕事を終え新幹線に飛び乗り、時々京都へ一泊旅に出かけていた。
昨年11月にも、大阪の会社同窓会の帰りに、京都に一泊ひとり旅をして来た。亡き妻との新婚旅行も京都だったし、京都の仏像にも魅せられたこともあり、心のフィルムに自分の目(二眼レフ)でみ仏を焼き付けていた。
とにかく古都の美しさには目を見張るものがある。これからも「そうだ京都行こう」。
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