想いでのパリ ホテル ルーブル
横浜から東急東横線と半蔵門線を乗り継いで、青山1丁目駅で下車。ここから徒歩2~3分のところに、銀行の事務センターがあって2~3年通った懐かしい場所である。駅から赤坂寄りの草月ホールで、元職場の同僚Kさんが、シャンソン歌手としてコンサートを開いた。
彼女のシャンソンを初めて聴いたのは1年ほど前で、市ヶ谷のライブハウスだった。MISSHAの歌手名でメキメキ頭角を現し、今夜の彼女は大きく成長、プロのシャンソン歌手として堂々たるものだった。
ピアノ、ベース、ドラム、アコーデオンの演奏をバックに、全23曲を一幕もので唄い上げた。はじめの6曲はフランス語、中間の10曲は日本語訳、終わりの7曲はフランス語であったが、フランス語であっても「Hymne a Lamour愛の讃歌」「La vie en roseバラ色の人生」などは、スタンダードでよく聴いたことのある歌だった。
フランス語の歌を聴いている間、2度のパリ旅行を思い出す。初めてのパリは40年ほど前、2度目のパリはいまのカミサンと結婚式を兼ねたフランス旅で、言葉の意味が分からなくても、シャンソンを聴くと当時を思い出す。
「またパリに来ようね」とカミサンに約束したものの、25年の歳月があっという間に過ぎ去ってしまった。73歳の高齢となってはもう行けないととっくに諦めている。シャンソンを聴きながら、ホテルルーブルに7連泊した束の間のパリ生活を思い出しながら、至福の時間を楽しむことが出来た。29/12/4
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