目が次第にかすんでいくのを 覚えるような気がしてならない
見ている景色や文字が幻影的なもので 実在していないのではと疑ったりしてみる
頭の中は鬱血したようにのぼせ上ってしまって 何ら思考能力を持たないまま 脳膜をおかされた半病人のようであった
こうして文字を書いていても ペン先がノートにフィットしないうえに 書いていることが何なのかわからない
「ああ 俺はもう廃人なのか」と思うことすらある
S48.11.20 29才
自分の存在価値というのが 近頃自省すべきものが多くて 非常に曖昧であると感じている
S48.11.20 29才
秋の夕暮れ
一年で一番美しいときだと思う
S48.11. 29才
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夜間大学の英語ノートの間にこんな詩を書いていた。真面目に勉強していたのだろうかと、我がことながら唖然とする。
英語ノートのほかに、 数学、商法、税務会計、経営分析、経済政策、金融論などのノートも残っていたが、今よりずっと丁寧な文字を書いていた。真面目だったのかもしれない。
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