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寺社巡り

2016年12月17日 05時00分00秒 | ハチパパのひとり言

             滋賀県大津市 西教寺境内の紅葉

寺社巡りは私の趣味のひとつ。とは言うものの圧倒的にお寺巡りが多い。なぜならば仏像大好き人間だからである。

毎週テレビ番組のチェックは欠かさず、寺社仏像巡りの番組をコマーシャルを飛ばしてみたいために、録画しておいてゆっくりみるようにしている。

BS朝日「五木寛之の百寺巡礼」、五木寛之氏の解説、語り口は作家らしさもあってうまい。また、BS11「京都国宝浪漫」も必ず見るようにしているが、行ったことがある寺社が放送されると懐かしくもあり、一般の参拝者には公開していない、テレビだからこそ拝観できる仏像も多い。

仏像写真を本格的に撮り始めて12年ほどになる。カメラ歴は古いだけで碌な写真を撮っていない。寺社が好きになったのは18才の頃で、郷里浜松にいた当時は新幹線でよく京都や奈良に出かけた。モノクロの時代からである。

最近はデジタルカメラでの撮影が殆どで、フィルム時代と違ってお金がかからない。露出もピントもカメラ任せで撮影できてしまうから緊張感がない。連写でもしようものなら、忽ち夥しい枚数になる。

さて、私の仏像写真撮影方法は、なるべくオートにしないで手間をかけることにしている。まずはなるべく明るいレンズを選ぶ、そしてピントは手動、ISO感度はブレを防ぐギリギリまで高く、ホワイトバランスは色温度(ケルビン)で見た目に近い色まで突き詰める。

お寺の本堂は暗くて狭い。粗相のないよう細心の注意をはらって、できるだけ短時間に切り上げようとしているが、夢中になると1時間ぐらいの時間があっという間に過ぎてしまうことがある。無論、撮影前の読経と、撮らせていただく仏像のご真言は忘れずに唱えるようにしている。高名な土門拳さんのような、神がかり的な境地にはなれないが、信仰心の昂揚は仏さまと一体となるような気がしてくる。

近頃は、重い撮影機材を車に積み込んで、数百から数千キロのクルマ旅をする意欲もなく、もっぱら近場の寺社をカメラ1台に軽量のレンズ2本だけで出かけることが多い。寺社巡りはほどほどにして、写真の整理と製本をライフワークにしたい。

 



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