人間は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五つの感覚の中で生きている。五感を研ぎ澄ますという言葉があるが、高齢になって研ぎ澄ますどころか鈍感になった気がする。
毎日唱えている般若心経にある「無眼耳鼻舌身意」「無色声香味触法」、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などを指しているが、五感の前に無という文字をあてており、本来そんなものは無いと否定的。五感を感じることで様々な煩悩が湧くという理由からかもしれない。
しかし、俗人である私たちは、この感覚、感動なしではいられない。近代では第六感としてインスピレーションとか直感、勘なども持て囃される。
世の中にはこの五感のうちの一つでも障がいがあることによって、不便極まりない生活を余儀なくされる人も多い。とくに視覚障がいのある方は大変だと思う。いつぞや駅のホームで視覚障がいのある女性が、ホームに転倒して電車に轢かれ亡くなった。障がいのある人との共生、協働が大切であることは言うまでもない。
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