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超高齢者急増のいま、人生100年時代とマスコミに囃される。
先日の新聞記事でも人生100年を考える時代を迎え、長生き人生をどう過ごすかが話題になっていた。お金の話が中心であったが、少し前には老後2000万円は最低必要と物議をかもしたこともあった。
そんな老後の不安を煽るようなこともあって、中高年の財布の紐はますます固くなるばかりで、消費に回るお金はなかなか出回らない。長生き人生をどう過ごすかって、先立つものを用意出来るかということが、高齢者に限らず全国民の一大関心事だ。
日本経済はデフレという悪循環に長年曝されていて、貯めこむだけでなく消費に回せというが、年金だけでは足りない老後不安、非正規労働者へのシフトも含めた実質賃金の低迷、塾通いを含めた大学までの教育費の負担などにより、国民は節約志向を高め、ますます消費することに慎重になる経済実態である。
日本の個人金融資産は1800兆円あり、その6割以上を65歳以上が占めていると言われる。これからますます長生きに備えてお金を使わずに生きたいという高齢者が多いのが現実である。
最近、国民の不安を煽るような報道が目立つ。30年以内に直下型大地震が来るとか、週刊誌は病気と薬の特集記事て繰り返し賑わい、売れ行きがいいのか他の雑誌まで真似して宣伝する。かかりつけの医者にその話を持ち出すと、ニヤリとするだけで真偽のほどは皆目わからない。長年降圧剤などを服用しているが、75歳になって、人生100年時代なんて考えてもいない自分には、今更気をつけようなどと思わない。
「覚悟はあるか」と言われると、「そうだ」とは言い切れないが、好き勝手して生きた75年、よくぞ生きてきたと思う。
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