ハチの家文学館

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介護生活

2013年10月06日 13時16分22秒 | ハチパパのひとり言

                 恥ずかしいので顔は見せられません

新聞・テレビで時々報道される在宅介護について、ハチの介護生活を通して考えさせられることがたくさんある。我が家もいずれ在宅介護を覚悟しなくてはならない。

たかが犬の介護と言われるなかれ、行く末の我が身を重ねつつ、また、亡くなった母の介護生活を思い出しながら、犬も人間も共通する介護は多い。特に下の世話は犬も人間も避けては通れない。今でもハチのウンチは手で受けとめることも偶にある。

私がよく言う「親子は一世、夫婦は二世・・・」であるが、血は水よりも濃いというけれど、親子より夫婦だからこそ、人間のウンチの始末も出来ると思っている。夫婦はあの世までずっと一緒でありたいものである。

人間の方が大変なのは、呆けることであると思う。犬にも呆けはあるかもしれないが、ハチのように行動をある程度制限できるので、ご近所等への徘徊は皆無と言っていいだろう。喋る訳でもないし、人に迷惑をかけるとすれば遠吠えなどの声だと思う。

ハチは時々悲しそうな泣き声を発することがある。すぐに収まるのでいいが、もしも長時間夜中に声を出すようになったら困ること必至である。だからと言って口を封じることはもちろん出来ないし、ご近所にお詫び行脚をするしかないだろう。

ハチの介護生活はまだまだスタートしたばかりである。目も耳も足も弱くなり、立ち上がってもすぐにしゃがみ込んだり、夜中に起こされたり、夫婦フン闘の毎日を送っている。数日前に犬のオムツも買ってきたが、長時間留守にする場合に限定して、ハチの嫌がることはなるべくしないようなしている。

「ハチ!頑張ろうね」「ハチ!お父さんお母さんいつもそばにいるからね」「ハチ!お父さんお母さんはハチが大好きだよ」などと、ハチのあちこちをさすりながら励ます毎日である。ハチいのちである。



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