静岡県袋井市 可睡斎 烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう) <トイレの神様>
トイレは人間にとって必要不可欠な場所であるが、その呼び方も様々。
古くは御不浄、厠、はばかり、便所と称し、現代では手洗い、化粧室、トイレ(toilet)、WCの表記が一般的になっている。
ちなみに、後架(ごか)といって、禅寺の洗面所で僧堂の後ろに架け渡して造られたことから出来た名称であったり、雪隠(せっちん)といって禅寺の法堂の東側と西側とに厠があり、東側のをトンチン、西側のをセイチンと言っていた。のちに西側のが一般に用いられ、セイチンが訛ってセッチンになったという。(冬樹社発行の「くらしの中の仏教語」)
今では都会を中心に下水道が整備され、官民施設、一般家庭でもトイレは水洗式できれいになっているが、33年前我が家を建て替えて水洗にするまでは浄化槽式のトイレで、そのずっと昔の生家ではぽっとん便所だった。しかもけつ拭きはちり紙や新聞紙で臭いも強烈だった。
しかし、数年前にトイレの改装工事をした時に、天井・壁・床を張り替えるとともに、便器も節水・抗菌式にして一新した。温水洗浄や防臭その他きめ細かな装置もたくさん付いていて、それからというものトイレタイムを快適に過ごさせてくれている。
同様に建替えて33年経つ風呂場も綺麗なままで、近年シャワー・水栓・給湯器なども最新式に取り換えて、カラスの行水みたいに早かった入浴時間も30分以上と長くなった。
75歳のいま思うことは、このままいつまでも独力で快適な入浴・トイレ生活を続けたいことである。
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