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おかあさんーたぬき屋の人々2

2019年11月06日 11時37分31秒 | ハチパパのひとり言

録画しておいたBS12テレビ「おかあさんーたぬき屋の人々 」第4話(最終回)を見て思う。

富士山を望む旅館「たぬき屋」は、夫に先立たれた森光子扮する女主人と、その娘で細々と切り盛りしている小さな旅館。女手ひとつで異父姉妹の娘二人を育て上げたおかあさんが主役。

いかりや長介扮する元夫とのやりとり、不倫相手の男と妊娠までしたが別れようとする長女(竹下景子)、元夫とよりを戻すのではとヤキモキする次女(小泉今日子)との母娘の会話シーンが印象的。

ドラマの終わりの場面で、娘を前に本音を吐露するおかあさんのセリフにジーンとくる。

「母さんねえ、2度結婚して、同じような人生を経験したみたいだね」「誰かが私に母親としての心を試そうとしたのかも」「娘二人いてこれからどうするの」「見捨てることは出来ない」「情だけじゃないんだ、(あんた達は)支えだし、分身だし」「自分の娘を見放すことは自分を見放すこと」「育てたのはお前たちのためじゃないのよ、母さんのために私がしっかり生きたかったから」「言い換えりゃぁお母さんが今あるのはお前たちのおかげ」等々。

男と女の違いはあるが、何となく似ている部分も感じられる場面を、わが身に置き換えてふと思う。

私は前妻とは死別、カミサンは離別。子供は私が息子二人、カミサンには娘が一人いる。ドラマのように異父兄弟姉妹が同居したこともないし、ドラマのような騒動はなかったが、互いに死別・離別という辛い体験をして、再婚して28年になる。今こうして幸せでいられるのは、亡き母、亡き妻、息子たちの心の支えもあるからと思う。

 



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