箱根 長安寺 五百羅漢
故事・ことわざ・名言には、なるほどと思う言葉がたくさんある。
塞翁が馬(さいおうがうま)
意味・・・昔、中国の国境の塞(とりで)近くに住んでいたある翁(老人)の飼い馬がいなくなり、村人たちが気の毒がったが、翁がいっこうに気にかけないでいると、数か月後、その飼い馬が駿馬を連れてもどってきた。ところが、翁の息子がその駿馬から落ちてかたわになってしまい、村人たちはまた気の毒がったが、その後、戦争が起こって多くの人々が死んだけれども、息子はかたわだったために兵役を免れ、翁ともども助かったという故事(淮南子)。
用法・・・人生の幸・不幸は前もって予測できないから、幸も喜ぶことはなく、不幸も悲しむにあたらないという人間の運命や人生について例えて用いる。
世の中の一切のものは常に変化し生滅して、永久不変なものはないという仏教の「諸行無常」にも通じる。事あるたびに、いちいち悩んだり苦しんだりしないで、常に穏やかな心持でいられたらと思う。
しかし、73歳のいま、やるべきことをやってこその言葉で、物心の整理整頓が進まないままでは落ち着かない。
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