ハチの家文学館

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わらべ地蔵

2016年12月11日 05時56分04秒 | 慈しみと悲しみと

                   京都大原三千院 わらべ地蔵

木曜よる10時、BS11で放送されている「京都 国宝ロマン」の録画を見る。大原の里にある歌碑が「女ひとり」。

「女ひとり」 作詞:永六輔、作曲:いずみたく 歌:デューク・エイセス

京都 大原 三千院
恋に疲れた 女が一人

結城に塩瀬の 素描の帯が
池の水面に 揺れていた
京都 大原 三千院
恋に疲れた 女が一人

1965年(昭和52年)に発表されたこの歌が大ヒット、それから京都大原の観光客が飛躍的に増えたという。

私が京都大原を初めて訪れたのは、昭和43年の新婚旅行のときである。以来、京都の紅葉の時期によく行くようになった。50年近くも前の三千院は、まだ人影もまばらで、境内のお地蔵さんも苔むしてはいなかった記憶がある。

普通のお地蔵さんは、蓮台の上に立っている像が殆どであるが、赤ちゃんが這うような恰好は愛らしい。道行く人の安全を願う道祖神のようでもある。

三千院の境内にある往生極楽院の阿弥陀三尊像はつとに有名で、船底型の天井にご本尊の頭が入っている様子や、脇侍の勢至菩薩と観音菩薩が膝をついて、前屈みで死者を迎える姿が珍しい。狭い堂内ゆえに、参拝者のすぐ目の前におわす阿弥陀三尊像は、衆生に対して優しく語りかけてくれるような眼差し、お顔立ちである。

 



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