ハチの家文学館

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少年時代 3

2019年02月05日 05時00分00秒 | 

ボクが少年時代だった頃

もう60数年も前のことだ

覚えているのは

小学校1年生のとき

クラス対抗のケンカで廊下に鼻血を出したこと

5年生の終業式のあと

担任のY先生がボクの詩を表紙裏に印刷したノートを

クラス全員に配ってくれたこと

野球少年だったこと

学級委員と生活補導部長をやったのに

態度が悪いと担任のN先生に叱られたこと

卒業式の後の謝恩会で

同級生のM君とアコーデオン演奏したこと

その他いろいろ思い出がたくさんある

もう60数年も前のことなのに

なぜか時々思い出す

あの頃ボクは暗かった

両親の仲が悪くて

母親が家にいなかった

寂しい思いをしていた頃だった

なのにその少年は自分の子供に

寂しい思いをさせてしまった

産みの親がガンで死んだから

二人の息子は母親を知らない

20年もの間

二人の息子は母親の愛を知らずに育った

父親としてすまないことをしたと思う

でも  その息子たちは

一生懸命家族のために生きている

すばらしい人生を歩んでいる

そういう家族を誇らしげに思う

 

 

 

 

 

 



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