パッシブデザインってご存知ですか?
パッシブデザインとは、最大限に太陽や風の力を利用し、またそれを調節することによって、私たちの暮らしに必要な「明るさ」「暖かさ」「涼しさ」「新鮮な空気」を獲得する設計のことです。こうした設計が高いレベルで実現できれば、自然を感じる心地よい暮らしが生まれ、同時にエネルギー消費量を大きく減らすことが可能になります。*「本当にすごいエコ住宅をつくる方法」 野池政宏・米谷良章著より
実はこのパッシブデザインの中で大きな役割を担っているのが「窓」なのです。
今日は窓の断熱をあらゆる方法で実践されているK様のお宅で、新たに取り入れた製品「ハニカム・サーモスクリーン」をご紹介いたします。
「今日はどんな仕事をしてくれるかな?」興味津々のくーちゃん。
取付は入社2年目の櫻井建矢です。 うまく動くか点検中の塚原景です。
わたしもしっかり現場監督しています。ワン ハニカムサーモスクリーンの取付完成です。
今までのロールスクリーンとシェードから断熱性能ダントツのハニカム・サーモスクリーンの窓辺に一新されたK様邸。今回採用したのは爽やかなレモンイエローのスタンダードタイプ。気温の高い昼間はわずかな光が入る程度にエコ雨戸の羽根を開け(日よけ効果)、サッシを閉めてできるだけ熱い空気が室内に入らないようにし、そのうえハニカムサーモスクリーンを使い室内の温度の上昇をさらに防ぐことで究極の窓断熱が実現しました。
さらにK様はこんな工夫もされています。
窓の日よけ効果は実は室内より室外で行う方が効果的。そこで外付けロールスクリーンの「サングッド」の採用を考えたK様でしたが、面格子があるために取付ができないことが判明。それでもK様はあきらめませんでした。なんとカフェカーテンを窓の外の面格子に取り付けてしまいました。その結果、見た目も涼やかでおしゃれ。すてきな日よけになりました。
キッチン外の面格子にうまく取り付けられたカフェカーテン。
こちらは脱衣洗面室です。浴室から出たときにも寒くないよう硝子はスペーシアに替えました。
これもパッシブデザイン。K様邸では玄関ドアに「通風上げ下げドア」を使っています。今日はドアの網を新しくしました。
以前は「エアコン」の風は体を冷やしてよくないなど、健康面でその使用を控える方はいましたが、原発の問題が出てからは「エアコン」を使わないこと=電気を使わない生活=原発不要=安全なくらし と皆が考えるようになりました。
エネルギーを使わないことは地球にやさしいこと。K様の地球を想う気持ちから始まった電気を使わないくらし。でも今は安全な暮らしを子供たちに繋げるための節電でもあります。
前回よりずっと大きくなっていたへちま。早くカーテンになってくれないかしら…
玄関の外はいつも季節の小物が置かれています。撮影は5月でしたので「こいのぼり」
玄関の中も七宝焼きの「こいのぼり」が飾られています。
息子さんが小学生の時につくった折り紙の作品。20年近く前のものだそうです。温かい気持ちになれるコーナーです。
K様に出会って学ぶことがたくさんありました。
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マイベストプロ山梨に登録しています。
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