まことに「香川的」な店が成熟期を迎えようとしていた。
すみません、一度、使ってみたかった「フレーズ」なんで（笑）
2001年のopenから10年余の時が過ぎ、話題のcafeゆえに、賛否両論あり。
まあ、どちらかと言うと賛美論の方が、多いのですが、この店のスタイルやコンセプトを
理解するには、香川県人（最近はうどん県と呼ばれているらしいが）を、考察することが
肝要なのではないだろうか。
元々、港湾地域にあった倉庫を再利用した建物外観は、築80年を超えて、みごとに「サビサビ」である。
私など凡人は、錆止めの後、気の利いた色のペンキで建物全体を塗り込みたい衝動に駆られる
のだが、オーナーのセンスはそれを許さないであろう。
従って、トイレ等も「男女共用」のまま、という徹底振りである。
過度な接遇は一切無し、サービス精神は最低限度にという県民性は「讃岐」を「サ抜き」と揶揄されよう
が、基本的には変わらないようだ。うどん遍路ブームがハシリの頃、製麺所主体の店を訪ねた折に
セルフサービスが当たり前の商売スタイルに、或る種、カルチャーショックを受けたことがあったが、本質
は変わってないのだと思う（因みにうどん屋さんの方は、薄利多売が大商売になる要素を掴んでから
みごとに変身をとげ、今ではとても感じの良い店が増えてきております）
「閑話休題」
昼間の喧噪は解らないが、夜の帳が降りた店内は、何組かの客が居るにも関わらず、とても静かで
BGMも仄かに聞こえる程度、大声で話す女子の姿もなく、とても居心地の良い空気感が漂っております。
「とろけるスネ肉とゴロゴロ野菜のビーフシチュー」も評判どおりの美味しさで、思惑通り
「バスペールエール」のアテになりました。
開店当時、書かれていた「年配者には似合わない」という空気は全く感じなかったと追記しておきます。
--shop data--
店名：UMIE（ウミエ）※公式HP
所在：高松市北浜町3-2（北浜Alley-h）（Yahoo！地図）
電話：087-811-7455
営業：平日11:00〜23:30-L/O（24:00 close）
営業：土曜10:00〜23:30-L/O（24:00 close）
営業：日祝10:00〜20:30-L/O（21:00 close）祝前日は24:00迄
定休：水曜
