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朝日記140829  APEC技術士とABET技士のことで頭が混乱したこと と今日の絵

2014-08-29 13:39:53 | 絵画と哲学

 

 

朝日記140829  APEC技術士とABET技士のことで頭が混乱したこと と今日の絵

 8/29おはよう
おはようございます。
(徒然こと 2をくわえました)

徒然こと 1
絵描きことについては 2009年の春からですが、 ときのながれが、はやくも、おそくもでもありますが、
なにか、夢中の描いている感じがあります。
けっこう このリズムは快適でもあります。
絵をほぼきまったところに出展して 出してもらえればそれでよいということでいますが、今回、初めて入賞の連絡をもらって うれしかったです。
何にせよ ほめられて悪い気はしないですね。

(クリックするとおおきくなります)

昨日 明治学院中学校時代の旧友が訪ねてきてくれて、一緒に会場へ行きましたた。知人の夫人の「近江八幡」の夏の濃緑の落ちた情景や
「登山電車のある風景」という緑と赤とのコントラスが、絵であるからこそ、だせる鮮烈さなど 色とりどりでした。
出展作「遅い午後の大山IV」も xxx賞の金札が貼られると 不思議な雰囲気に置かれている気がしました。

徒然こと 2 APEC技術士 と ABET技士のこと
前者はAsia Pacific Economic Cooperation(APEC) 後者は American Boards of Engineering and Technology(ABET) のふたつのことばで 私の頭は混乱しています。
いま 日本では APECがなじみやすい公式用語です。 加盟国間での合意で技術の流通を図ろうという目的で APEC技術士(APEC Professional Engineer)の資格制度があります。ネットでしらべると、日本では 日本技術士会が推進母体になっています。
後者は 技術教育認定制度で、ここから生まれる認定技術者を意味しています。日本では日本技術者認定機構(JABEE)して、この流れから生まれる各分野のProfessional Engineer、が制度化されています。 
なぜこんな ことを藪から棒に説明するかといいますと、たまたま、知人からの便りがありました。彼の娘さん夫妻がシドニー、オーストラリアで建築技師として立派に独り立ちして働いていているとのこと。 焦点を、この娘さんにおくと、日本で一級建築技師の資格をもち、彼女はこのキャリアをもとにシドニーでAPEC国際共通資格認定試験を受けた。 そしてめでたく晴れてこの国の建築技師としての資格をもったとの話でした。 添付に、当地のQuality紙であるAustralia Finance Reviewで、このスマートな日本の職業人女性をを報じている切り抜き記事が添えられていました。 父親である知人も よほどうれしかったのでしょう。喜ばしいことです。
 *ところで、わたくしは、このAPECと もうひとつ 冒頭のABETとがあたまのなかで、すっかり混乱してしまいました。
このABETのprofessional Engineerといえば, 1989年にWahington Accordで、理工学系技術教育認定制度の条約化が、アメリカの主導できまり、日本も締結します。私の記憶では、2000年当時、アングロ系による資格制度の日本囲い込みということで、日本国内はだいぶあわてた記憶があります。陰口で「小が大を飲む」というセンセーショナルな陰口が世界に走ったといいます。 なぜかなれば、MITもCALTECも著名大学ではなく、アメリカの中小大学の連合がこの制度を考え出して、日本を飲んだという図式であったからでした。 当時  日本企業はバブル期がおわり、リストラ期にあって、日本企業の海外進出もいっときの勢いがないころでした。新卒も就職難ですから、いきおい海外で働くことを志します。 ところが日本の若者は、ここで意外な関門に遭遇します。日本の大学の工学部を出ても、大学の課程内容が日本限定版であるとしt、海外で就職するときに、一人前には扱われないという事態がおきていたのでした。 私の分野であった化学や化学工学の分野でもたいへん危機感がり、 特に友人であった京都の大学の先生が、一生懸命に官学産に働きかけこれをJABEE(日本技術教育認定機構)として資格の制度化すべく、奔走されていたことが目に浮かびます。 私も たのまれて、審査メンバーで国立大学の工学部の予備審査へ派遣されたことを思い出します。
私は、時を経て、後年七十歳で、化学工学分野で Senior Professional Chemical Engineer(上席化学工学技士)という資格を得るために受験します。 面接諮問で、うっかり「冥途のみやげ・・・ では、」と言いかけて、合格したものの、あれは危うかったのかなと、つらつら思いおこします。これも JABEEの制度からでした。
*なぜ APECとJABEEがあるのかというのが そういえば 当時から不可思議でした。 結局 前者は科学技術庁~いまの文部科学省系の法人である技術士会が当たり、後者は 経済産業省系の法人である学会 たとえば 機械学会、電気通信学会、化学会などが当たっているという二線の図式であるとおもいます。 制度とは不思議な経過をたどる典型例であるとあらためて 勉強しました。

 *さて知人の添付のAustralia Finance Reviewの新聞記事ですが、かの国で、鉄鉱物の輸出額は他と桁が違うダントツで600億ドル規模ですが、それにしてもオーストラリアの技術輸出が産業として 羊毛の輸出ととんとんの額30億ドル規模というのは印象的です。
マネージング・ソフトを産業としてみている視線にアングロ的なセンスを垣間見ました。
それにしても、APEC経由認定技術士が かの地で20名、日本で200名というのは、はっ?としますが、人口比でいえば なるほどという気はします。しかし、それをしっかりみている日本の若者にイキイキとしたものを感じます。
わかきご夫妻の前途のご多幸を祈念することしばしです。
 AFR 28August2014“First foreign archltects sign up”
www.afr.com I The Australian Financial Review mB "ic

*この夏は、ずいぶん哲学につきあい、また 原稿も書きました。橋爪先生の 宗教社会学研究会もスタートして 気が付いてみたらお世話役でした。 旧約を読むと絵画で元気をとりもどしたので しばしの感謝活動です。

徒然ことおわり


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