わたしの名はベルダム

"今日もここでいつもの様にキャットフードにありつけた"
夜になると、決って子つれの浣熊が庭にやってくる。

クリストフの素顔

2015-06-03 21:09:13 | Weblog

 
"ジュ テーエム マミイー" と満面に笑みを浮かべて
このおばあさんの私と顔を合わすたびに抱擁するのが
彼の慣わしになっている。
いつの間にか、もう18歳の頼もしい青年に成長した。
鳥の事となると、勉強などはそっちのけ、朝、5時であろうと
4時であろうとしゃんと立って寝床から起きて、鳥撮りに
出かけるのが楽しくてたまらないと云う所だろう。
父親が忙しい時は、母親に頼んで兄と3人で出かける。
この所、クリストフの属しているシャーブロック市の鳥学の
ソサイエティはパ―ドウオッチアーに3日に上げず朝早くから
外に出ている。
もう、この頃では、小型のノートとペンを腰にちゃんと鳥の
百科事典の本もポケットブックのサックにちゃんと仕舞い
何時でも見られるようにと肌から離さない。
時々、私は何時の間にこんなに多数の鳥の名前を覚えて
しまったのであろうかと頭を傾げる。
多分それは、{思う念力岩をも通す}のことわざであろうか。
 
先日は、ソサイエティーの展示会が開かれた。
その時も、彼と兄は、ボロンテアーで二日間講演に出席したり
キオスクにニコニコしながら座って大勢のバードウオッチャーの
アマチュアーに説明しているのを私は遠いの方からみながら
{あ々この子は、将来鳥と関わった職業が持てれば、
一石二鳥}で幸せだろうなと思った。。。
家では、夕方の食事の支度などの時間になると必ず彼は、
その場に居て、母親の手伝いをしている。彼の得意の料理は
巻き寿司と、ダンプリングである。数学が得意の為か、きちんと
野菜やハムを見とれるほど小刻みに切り、それは、私と正反対に
綺麗に見た目にも美味しそうで食欲をそそる。私の家に来て
巻き寿司などを手伝ってもらうと叉何と手際よく綺麗に出来上がって
いる。
兄のアントワンが大学からお腹を空かせて帰宅すると、サッと
台所へ行って母親代わりにちゃんとサンドイッチを作ってあげる
優しい弟である。
クリストフは、兄が料理はさっぱり苦手で皿洗いぐらいが彼の
仕事であることを知っているからである。
兄弟は、無言のボンドで結ばれているようだ。。。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿